日立製作所
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大阪市では1957年7月より通天閣の巨大ネオンサインを掲出しており[注釈 5]、2011年7月1日から約4か月間、ネオン管の大部分をLEDに取り替えることで消費電力量を従来に比べ約半分に削減するリニューアル工事を実施した(新しいネオンは2023年9月に点灯)。

ちなみに通天閣のエレベーターは完成当時日立製ではなかったが[67]、2001年に日立製に取り替えられており、頂上に取り付けられているネオンサインに翌日の天気を表示するシステムも日立製である。通天閣では毎日正午に楽曲「日立の樹」が流される。

2014年1月には「グローバルブランドキャンペーン日立グループ元旦広告」にトンプソン・アイミを起用した。
日立社標(日立マーク)

日立社標(日立マーク、亀の甲マーク[注釈 6]は、「日」「立」のモノグラム社章、小平浪平が考案したもの[68][69])であり、家庭用の日立グループ製品では1968年から1991年上半期に発売されたものまでは「HITACHI」ロゴタイプの左側に日立社章を併記してあるロゴマークを使用していたが(1970年代までは「日立」ロゴと組み合わされたものもあった。日本国内の鉄道車両の車内銘板では1980年代前半まで日立マークと漢字で「日立」と書かれたものもあったほか、産業用の製品では筐体に日立マークのみを刻印したものもあった)、1991年下半期以降の製品は現行の「HITACHI」ロゴ単独表示のものに変更されており[70]、一部製品ラベルなどを除き日立社章は製品自体では見られなくなった。エレベータや建設機械など産業用機器についても、日立社章は見られなくなった。

広告活動では2000年からの「Inspire the Next」と入れ替わる形で使用を取りやめ、通天閣などの広告からも取り外された。同時に日立グループ各社と日立社標の使用許諾契約を結んでグループ各社から使用料を徴収することとしたため、グループ各社からも日立社章は消えつつある[要出典]。しかし現在でも日立グループ各社(ただし「日立」を冠したグループ各社)の社章であり、使用を継続している[注釈 7][71][72][73][74][68]。また、日立製作所やグループ各社のスポーツチームでは、ユニフォームや帽子に日立マークがあしらわれていることもある。

なお、現在の「Inspire the Next」の表記は広告活動のみならず、日立製品の梱包箱や取扱説明書まで広範囲に用いられている。

嘗て、日立グループ各社や日立製品のロゴタイプとして「ナショ文字」のような独自の書体「日立文字」なるものが存在した[注釈 8]

日立社標

社標とロゴの組み合わせ。1968年から1991年前半まで使用。

1930年代の広告。中央に日立社標が配置されている。

キャッチフレーズ
システムの日立グループ
1970年代 - 1986年3月
システムとエレクトロニクスの日立グループ
1986年4月 - 2000年3月
Inspire the Next(インスパイアー・ザ・ネクスト)
2000年4月 - :「次の時代に新しい息吹を与える」の意。スポンサー番組の提供読みは「次の時代に新しい風を、日立(グループ)」(ただし「
世界・ふしぎ発見!」は異なる)

上記以外にも、このようなキャッチフレーズも使用されている。
技術の日立
1940年代 - 2000年3月:「システムとエレクトロニクスの日立グループ」制定以降は一部番組の提供クレジットなどで並行使用された。1991年の新CI導入まで「品質を大切にする」というキャッチフレーズもあった。
HINT(ヒント)
1970年後半 - 1980年代後半:「HINT」は「日立新技術」を意味する英語の「HITACHI NEW TECHNOLOGY」の略(バクロニム)で、一般消費者向けの商品において「暮らしを豊かに、日立のヒント商品です」というコピーをCM最後のアイキャッチに導入していた(初期はアニメ「ニルスのふしぎな旅」のキャラクター映像も挿入されていた)。1985年からはブルーバックを背に英文字だけで用いられるようになり、CM最後のアイキャッチが「日立のヒント商品です」というコピーのナレーションに変更された。
Humanication(ヒューマニケイション)
1980年代前半 - 1990年代前半:HINTと同じくパソコンや通信機器などの事務用品に用いられた。
くらし・刺激人、すごい・かんたん・きもちいい
1989年 - 1997年:日立マーク併合時代は通天閣のモデルをイメージして、「くらし・刺激人」というキャッチフレーズをCM最後に導入。後に、1991年下半期から(to nature!)、さらに(すごい・かんたん・きもちいい)というキャッチフレーズが追加され、直後にサウンドロゴで締めるが、企業CM「日立ニュース」シリーズには使用されない。
Here,The Future(ヒア・ザ・フューチャー)
1996年後半 - 2000年3月:CM広告のエンド部にサウンドロゴなどで使用(白物家電を除く)。
ずっと使うから
1996年後半 - 2005年:「ずっと使うから、日立。」というコピーが定例で、主に白物家電で多用された。2004年ごろにおいては30秒の広告後半に「ラクラク(使いやすさで選べば)」「エコ(エコロジーなのは)」「ナノテク(未来の機能を今日使う)」というフレーズで外人の女の子が白物家電のプレゼンを行っていた。その後白物家電は提供読み・サウンドロゴとも「Inspire the Next」に揃えられたが、現在でも掃除機や炊飯器などの一部製品の梱包箱には「ずっと使うから、日立のエコ」が記されている。
ホーム & ライフ ソリューション
2000年 - 2003年:(ずっと使うから)に代わるキャッチフレーズで(H)上部に丸が二つ付いたあたかも2人が手を結んだ形のロゴとともに示されたが、間もなく廃止されて元に戻された。
Next Made In JAPAN(ネクスト・メイド・イン・ジャパン)
2003年 - 2005年:新たなる日本でのものづくりをアピール。
つくろう。
2005年 - :「Next Made In JAPAN」から継承。
uVALUE(ユーヴァリュー)
2004年 - :ユビキタス情報社会における価値創出と豊かな社会の実現を目指すとの想いからつくられたIT事業のブランド。後に「協創によってビジネスや社会のイノベーションに貢献する」という事業コンセプトの名称ともなる。
日立はすべてを、地球のために
2008年 - :日立グループは、地球環境を保全しながら持続可能な社会の実現することをめざし、製品により2025年までに年間1億トンのCO2排出抑制へ向けた取り組みを開始することを宣言。このキャッチフレーズを役者佐藤浩市宮沢りえを起用した広告で使っている。
日立はエコにたし算


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