減速機のギアは、ジヤトコが供給している。ファイナルギア、インプットシャフト、アウトプットギア、アウトプットシャフト、パーキングホイールの5部品で、ジヤトコのEV向け製品では初の採用となる[21][22]。バッテリーはCHAdeMO急速充電に対応したリチウムイオン電池であり、最大で130 kWを発生する。B6は66 kWh、B9は91 kWh充電できる。
アリア・シングルシーター・コンセプト
2021年12月に「NISSAN FUTURES」にて発表された。このコンセプトカーは、市販車のアリアのパワートレインをシングルシーターレーシングカーに搭載したもので、未来のレーシングカーを考察したものである。また、デザインについても元となったアリアのデザインを踏襲しており、フロントのイルミネーションによる象徴的な「V」のデザインや、日産によると「空気の力によって形づくられたかのような」全体的なフォルムなど、SUVのコンセプトカーと複数のデザイン上の手がかりを共有している。同社のグローバルモータースポーツディレクターであるトマソ・ヴォルペ氏は、アリア・シングルシーターコンセプトの設計は日産がフォーミュラEに参戦したことに大きく影響を受けており、「EVのさらなる可能性とワクワクする魅力を追求」する展望を述べている[23]。 古代ヨーロッパ圏における「威厳」と「高貴」を意味する。静寂の中に力強さを秘めた存在というコンセプトと日産が考えるEVの理想像を表現している。 なおホンダ・フィットアリアとは無関係でスペルも異なる(フィットアリアはARIA、本車はARIYA)。
車名の由来
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 後に、e-POWER搭載のハッチバックである3代目ノート/ノート オーラ、軽乗用EVのサクラでも採用されている
^ 「B6 limited」は2021年11月21日を以って予約受付を終了。
出典^ 『日産自動車、新型クロスオーバーEV「日産 アリア」を発表