日比谷駅
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2004年平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、日比谷線・千代田線の駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される[6]

2007年(平成19年)3月18日ICカードPASMO」の利用が可能となる[7]

2018年(平成30年)10月13日:千代田線ホームでホームドア発車メロディの使用を開始[8]

2020年令和2年)2月7日:日比谷線ホームで発車メロディの使用を開始[9]

駅名の由来

駅に隣接する「日比谷公園」に由来する。

皇居や皇居外苑にも近いため、それに準じた駅名も計画されていたものの、当時の政府や宮内庁から拒否されたために「日比谷」に落ち着いたという経緯がある。
駅構造
東京メトロ

日比谷線は相対式ホーム2面2線を有する地下駅である。改札は地下2階、ホームは地下3階にある。エスカレーターエレベーターが地下2階と地下3階を連絡している。

千代田線は島式ホーム1面2線を有する地下駅である。改札は地下1階、ホームは地下2階にある。エスカレーターとエレベーターが地下1階と地下2階を連絡している。

なお、両線のホーム間は日比谷線の霞ケ関寄りと千代田線の二重橋前寄りが連絡通路により直結している。改札内の連絡通路は他になく、異なる路線の改札口から入場した場合はホームを経由する必要がある。千代田線の改札付近には、矢橋六郎東京藝術大学の学生による作品「日比谷公園」のモザイクレリーフが設置されている[10]。壁画は日比谷公園の四季をイメージしたもので、「木」「草花」「野鳥」「噴水」、4枚の連作である[10]

毎年10月の鉄道の日直前に日比谷公園で開催される「鉄道フェスティバル」の際には、千代田線霞ケ関寄りの改札口付近にブースが設置されることがある。

千代田線の当駅から大手町駅にかけては都営地下鉄三田線との並行区間(同時施工・営団が東京都から受託施工)となっており、日比谷通りの地下を千代田線は東側、三田線は西側(皇居側)を通っており、両線のトンネルが一体構造となっている[11]

日比谷通りの幅員の制約により、千代田線と三田線の駅を並べて設置することはできないことから、約2 kmの並行区間に約500 m間隔で駅を設置することとし、千代田線日比谷駅、三田線日比谷駅、千代田線二重橋前駅、三田線大手町駅、千代田線大手町駅が交互に設けられている[11]

当駅は、「大手町駅務管区日比谷地域」として近隣の駅を管理している[12]

有楽町線開業前の現在の有楽町駅の仮称駅名は「日比谷」であった[13]
のりば

番線路線行先[14]
日比谷線ホーム(地下3階)
1 日比谷線中目黒方面
2北千住南栗橋方面
千代田線ホーム(地下2階)
3 千代田線代々木上原伊勢原方面
4北綾瀬我孫子取手方面

(出典: ⇒東京メトロ:構内図

日比谷公園方面改札(2023年1月)

内幸町方面改札方面改札(2023年1月)

日比谷線1番線ホーム(2023年1月)

日比谷線2番線ホーム(2023年1月)

千代田線3・4番線ホーム(2023年1月)

発車メロディ

全てのホームにおいて、スイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している[8][9]

番線路線曲名作曲者
1 日比谷線銀杏の下で福嶋尚哉
2公園日和
3 千代田線ショウが始まるよ塩塚博
4スニーカー大和優子

日比谷線当駅の建設工法について

当地区は軟弱地盤であることから、潜函工法(ニューマチック・ケーソン工法)採用した[4]晴海通り都道304号日本劇場前(現在は有楽町センタービル)から当駅構築を含む日比谷交差点までの279 mの区間となる[15]。地上部は交通量の激しい道路となることから、道路覆工下に潜函(ケーソン)を構築し、沈設と構築を継ぎ足しながら沈設する路下式ケーソン工法とした[15][4]

発注元の営団地下鉄からは潜函工法(ケーソン工法)の採用と1964年東京オリンピックの開催に間に合わせることが絶対条件とされた[15][16]。このため、工事請負元の間組(現・安藤ハザマ)はケーソン(日比谷停留場型 潜函8函・幅18.9 m・長さ10.5 - 13.0 m)を約10 m間隔で構築し、沈設後にケーソン間を開削工法にてトンネルを構築する「間抜きケーソン工法」を使用した[17][4][注釈 2]。この工法は実績がなく、発注元の営団地下鉄は当初難色を示したが、間組によって成功を収め[17]、その後の地下鉄工事でも採用される工法となった[16]

1962年(昭和37年)10月に建設工事に着手、超突貫工事が行われ、2年後の1964年(昭和39年)8月の日比谷線全線開業に間に合わせた[4]。建設工事のため、1963年(昭和38年)2月 - 5月にかけては、警視庁の協力の元、午後10時から翌朝6時まで三原橋交差点 - 日比谷交差点間の晴海通り道路交通を通行止めとして、地下鉄建設工事に供した[4][16]
都営地下鉄

島式ホーム1面2線を有する地下駅。改札は地下1階、ホームは地下2階にあり、エスカレーターとエレベーターが地下1階と地下2階を連絡している。改札は3か所ある。当駅から大手町駅にかけては千代田線との並行区間である(前述・営団が東京都から受託施工)[11]

2016年3月31日までは日比谷駅務管理所の所在駅であり、三田線の三田駅 - 千石駅間の各駅を管理していた。2016年4月1日付で東京都交通局が実施した駅管区制の導入より、日比谷駅管区の所在駅となり、前述の日比谷駅務管理所は廃止となった[18][注釈 3]

大手町寄りの改札外通路および出入口は、千代田線二重橋前駅と共用している(早朝・深夜は閉鎖)。


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