日本国(にほんこく、にっぽんこく、英: Japan)、または日本(にほん、にっぽん)は、東アジアに位置する民主制国家[1]。首都は東京都[注釈 2][2][3]。
全長3500キロメートル以上にわたる国土は、主に日本列島[注釈 6]および南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島などの弧状列島により構成される[3][4]。大部分が温帯に属するが、北部や島嶼部では亜寒帯や熱帯の地域がある[5][6]。地形は起伏に富み、火山地・丘陵を含む山地の面積は国土の約75%を占め[6]、人口は沿岸の平野部に集中している。国内には行政区分として47の都道府県があり、日本人(大和民族・琉球民族・アイヌ民族[注釈 7]・外国系諸民族)と外国人と数百人程度の無国籍者[7][注釈 8]が居住し、日本語を通用する[2][3]。漢字文化圏に含まれる国の1つでもある[8]。
概要
象徴詳細は「日本の国の象徴」および「#天皇」を参照
日本の象徴として国樹は桜[10]、国鳥はキジ[11]、山(国の象徴となる山)は富士山[12]、その他がある。
自然環境詳細は「#地理」、「日本の気候」、「日本の地震年表」、「日本の環境と環境政策」、および「日本における地震対策と体制」を参照
自然地理的には、ユーラシア大陸の東に位置しており、環太平洋火山帯を構成する[2]。島嶼国であり、領土が海に囲まれているため地続きの国境は存在しない。領土を取り巻く海は他国から日本への侵略を非常に難しくしている[13]。日本列島は本州、北海道、九州、四国、沖縄島(以上本土)も含めて1万4125の島を有する[14]。気候区分は、北は亜寒帯[15]から南は熱帯[16]まで様々な気候区分に属している[17]。気象条件や地質構造上、様々な自然災害が発生しやすく、台風や地震などの災害被害は世界有数規模である[18]。
人口面詳細は「#人口」を参照
日本国民は単に日本人として一括りに扱われることが多い[19]が、実際は複数の民族で構成されている。日本語を母語とする大和民族が国民の大部分を占め、他に少数民族としてアイヌ民族や琉球民族の存在が知られている[20]。日本に帰化した元外国人も日本国民として居住する[21]。
日本国民以外では在留外国人[22]や無国籍者[7]が居住する。