日本
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戦後の国号としては「日本国」が専ら用いられる[注釈 17]。
倭漢通用
江戸初期の神道家である出口延佳と山本広足が著した『日本書紀神代講述鈔』[88]に倭漢通用の国称が掲載されている。
「倭国」
「和面国」
「和人国」
「野馬台国」、「耶摩堆」
「姫氏国」、「女王国」
「扶桑国」
「君子国」
「日本国」 - 垂仁天皇2年、任那のツヌガアラシト(都怒我阿羅斯等)は、ある村に祀られていた白い石の変化である童女を得たが、その後に逃げた童女を追って「日本国」に入り、その童女が難波(なんば)と豊国々前郡(とよくにの みちのくちの くに)の比賣語曾社(ひめごその やしろ)の祭神となっているのを見つけたとされている(日本書紀)。
その他の言語「外名#日本の外名」および「en:Names of Japan」も参照マルティン・ベハイムが1492年に想像した欧州大陸西側の詳細。アメリカ大陸の存在が認識されておらず太平洋と大西洋が一つの大海として表現されている。中央上部左にCipanguとある。中世アラブ世界のムハンマド・アル=イドリースィーが1154年に作成した地図には、左上の山のような絵に????? ???という地名が記載されている。この地図は当時最先端の世界地図の1つであった。英語での公式な表記は、Japan(ジャパン)。形容詞はJapanese(ジャパニーズ)。略記は、ISO 3166-1などで使われるJPN、JPが多く用いられる。JAP(ジャップ)は英語圏を中心に侮蔑的な意味があるが、一部の国[注釈 18]やIOCコードでは中立的な立場でJAPが用いられる。Nippon(ニッポン)が用いられる例も見られ、具体的には、UPUなどによるローマ字表記(1965年以降)、郵便切手や日本銀行券などでNippon表記を用いている。略称は、NPNが用いられる。その他、各言語で日本を意味する固有名詞は、アン チャパイン(愛: an tSeapain)、ヤーパン(独: Japan)、ジャポン(仏: Japon)、ヤパン(蘭: Japan)、ハポン(西: Japon)、ジャッポーネ(伊: Giappone)、ヤポニヤ(波: Japonia)、ヤポーニヤ/イポーニヤ[注釈 19](露: Япо?ния)、ヤポーニヤ(宇: Япо?н?я)、イープン(泰: ???????)など、特定の時期に特定の地域の中国語で「日本国」を発音した「ジーパングォ」を写し取った(日本語読みの「ジッポン」に由来するとの説もある)、ジパング(Xipangu/Zipang/Zipangu)ないしジャパング(Japangu)を語源とすると考えられる。漢字文化圏においては、リーベン(中: Rib?n;日本)[注釈 20]、イルボン(朝: ??;日本)、ニャッバーン(越: Nh?t B?n;日本)[注釈 21]など、「日本」をそのまま自言語の発音で読んでいる。9世紀半ば以降の中世アラブ世界では、東方の彼方に存在する黄金に富む土地をワクワク(阿: ????? ???)と呼んでいた。この呼称の由来として、当時の中国における呼称である「倭国」がアラブ世界に伝わって訛った結果との説がある。また、東方の黄金に富む土地という意味についてもジパング伝説と一致する。
欧州発行の古地図上での表記
「CIPANGU」1300年ごろ[89]
「IAPAM」1560年ごろ[90]
「ZIPANGNI」1561年[91]
「IAPAN」1567年ごろ[92]
「IAPAM」1568年ごろ[93]
「JAPAN」発行年不明[94]
「IAPONICUM」1585年[95]
「IAPONIAE」1595年[96]
「IAPONIA」1595年[97]
「IAPONIA」1595年[98]
「IAPONIA」1598年[99]
「IAPONIA」1598年[100]
「IAPAO」1628年[101]
「Iapan」1632年[102]
「IAPONIA」1655年[103]
「IAPON」発行年不明[104]
「Iapan」1657年[105]
「IAPONIA」1660年ごろ[106]
「NIPHON」1694年ごろ[107][注釈 22]
「JAPAM」1628年[108]
「YAPAN」1628年[109]
「IAPON」17世紀[110]
「IMPERIUM IAPONICUM」18世紀初[111]
「IMPERIUM IAPONICUM」1710年ごろ[112]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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