日本BS放送
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売上

本放送から9か月時点の2008年8月期決算は、売上高約23億円、経常損失約15億円で、売り上げの伸び悩みと制作費の超過が目立ち、認知度向上と黒字化を課題とした[8]2010年(平成22年)に入ると、他のBSデジタル局とともに好況な話題が目立つようになる。8月期決算で初の単年度黒字を達成し、減資によって累積赤字を一掃[9]。その上で同年内に35億円の増資に踏み切り[10]、2011年には大幅改編などを行って攻めに転じる姿勢を表明した[11]。2010年以降は黒字計上を続け、2012年(平成24年)の8月期決算は売上高約62.5億円、経常利益約9億円となっている。2014年度の売上高は78.69億円となり引き続き好調を維持している[12]
資本構成

企業・団体は当時の名称。出典:[13][14]

株式の6割を保有するビックカメラの影響が強く、ビックカメラ・ソフマップコジマの店頭で当局の番宣ポスターを配布したり、コマーシャルにおいてもビックカメラ・コジマの合同CMが頻繁に見られたりしている。また、フィクション以外の番組において、ある程度確保できる番組を除き、最低1社をビックカメラが提供している(CM枠は30秒間が大半)。提供スポンサーが無く、CMが全てパーティシペーションの番組が非常に多いBS民放他局と異なり、BS11の当該番組で提供スポンサーが無い番組は少なめ。
2023年8月31日

出典:[15]

資本金発行済株式総数株主数
41億8699万円17,809,632株23,351

株主株式数比率
ビックカメラ10,930,136株61.37%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口)435,200株2.44%
テレビ東京ホールディングス210,000株1.18%
毎日映画社111,340株0.63%
吉田知広108,000株0.61%
日本カストディ銀行(信託口)103,300株0.58%
毎日新聞社98,320株0.55%
アームフィールド93,300株0.52%
NTTドコモ80,000株0.45%
富士フイルムホールディングス80,000株0.45%

過去の資本構成1999年8月23日

株主比率
ビックカメラ52.8%
松下電器産業02.8%
NTT移動通信網02.8%
リコー02.8%
富士フイルム02.8%
日本ビクター02.8%
東芝02.8%

放送局概要

データ放送は2000年の開局当初(知求チャンネル時代)から実施している。当初はニュース・大都市圏の交通情報・天気予報などを放送していたが、後に廃止された。ただし『宝くじドリームサテライト』での宝くじ(ナンバーズ・ロト6)当選番号表示や、JRA競馬中継時のオッズ等の各種情報表示に関しては、極めて厚く行う。なお、デジタルラジオ放送は行ったことがない。

BSデジタルハイビジョン放送移行後は、ハイビジョンテレビ放送に特化した体制になっている[16] 。総務省より与えられた帯域は18スロット[注 3]でマルチ編成は行っておらず、単独チャンネルでの高画質放送(1920×1080ピクセル[注 4])を行う局である。また、長らく無料民放局では唯一字幕放送を行っていなかったが、2018年10月1日より字幕放送を開始した。

かつてのステーションコンセプト「ゆったりじっくりオトナチャンネル」(Mature & Sophisticated Channel)が示す通り、基本的には50代以上の視聴者を主なターゲットとしている。「テレビの原点に立ち返る」という編成方針で、ニュース・報道コンテンツやトーク番組が比較的多いのも特徴である。一方では、全国放送かつ地上波民放キー局を親会社に持たない、という特性を活かし、地方在住の10?20代をターゲットにした「深夜アニメの大量投入」方針も明確である。また、独自の報道部門(報道局)を持っており、これは独立系民放局としては極めて珍しい。

放送時間は、開局当初は原則として毎日3:00 - 4:00を除く23時間放送だったが、2008年3月31日からは毎日4:00基点の24時間放送(月曜3:00 - 4:00を除く。その後2010年4月から休止時間が月曜4:00 - 5:00に変更、2014年4月から3:30 - 5:00、同年10月からは3:00 - 5:00、2015年4月からは4:00 - 5:00に放送休止)となっている。タイムテーブルでは月曜4:00 - 4:01に「エンディング」、4:59 - 5:00を「オープニング」としている)。

通販番組も原則的にはハイビジョン放送である。なお、2008年4月から気象警報の速報テロップ表示を地域を問わず行っていたが、2011年7月より掲出は中止された(民放BSデジタル放送では、BS朝日が全国の気象速報掲出を従前より行っており、トゥエルビが東日本大震災後、全国気象速報掲出を開始した。その後、BSジャパン〈現・BSテレ東〉、Dlife〈2019年のデータ放送開始と同時にテロップ掲出は中止〉でも送出を開始している)。地震情報テロップは震度4以上を表示している(トゥエルビ、Dlifeも同様。なおキー局系BSでは震度3以上を表示している)。

主な受賞歴に『北斎ミステリー幕末美術秘話 もう一人の北斎を追え!』で2018年日本民間放送連盟賞番組部門テレビエンターテイメント番組で最優秀賞を受賞した。同局が日本民間放送連盟賞を受賞するのは初めてだったほか初めて中央審査に進んだ番組がいきなり最優秀賞を受賞する快挙だった[17]。また、『BS11開局15周年スペシャルドラマ「恋は50を過ぎてから」』が2023年日本民間放送連盟賞番組部門テレビドラマ優秀賞を受賞した[18][19]


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