2007年以降は、両リーグともに、ペナントレース後に行われるクライマックスシリーズの優勝チームが出場している(2020年のみ、セ・リーグはクライマックスシリーズがなかったため、当年のペナントレースの優勝チームが出場)。
クライマックスシリーズから日本シリーズ進出までの道のり(2007年以後)
CS1stCSファイナル日本選手権シリーズ 賞金・賞品は2020年のもの[10]。
(6戦4勝制<含・Hのアドバンテージ1勝>)
セ・リーグ優勝チームH
(3戦2勝制)
CS1st勝利チーム
セ・リーグ第2位チームH
(7戦4勝制)
セ・リーグ第3位チーム
セ・リーグCS優勝チーム☆
パ・リーグCS優勝チーム☆
(6戦4勝制<含・Hのアドバンテージ1勝>)
パ・リーグ優勝チームH
(3戦2勝制)
CS1st勝利チーム
パ・リーグ第2位チームH
パ・リーグ第3位チーム
(H) - そのステージのホームチーム(☆) - 隔年でホーム4:ビジター3の配分が異なる(基本的に第1戦主管球団がホーム4、第3戦主管球団がホーム3の割合)。
2006年以前の出場チーム
セ・リーグ - 当年のペナントレースの優勝チームが出場。
パ・リーグ - 当年のペナントレースの優勝チームが出場。ただし、ペナントレースの優勝決定方式が以下の通りだった年度がある。
1973年-1982年 - 2シーズン制を取っており、両シーズンの優勝チーム同士のプレーオフにより決定。
2004年-2006年 - 上位3チームのプレーオフにより決定。
試合方式
延長戦は、第7戦までは延長12回、第8戦以降は回数無制限(試合時間は一律無制限)が現行のルールである(2018年から)。過去の変遷は以下。
1966年まで - 日没まで(当時は全試合デーゲーム)。
1964年 - 22時30分以降新しいイニングに入らない(この年は昭和時代では唯一の全試合ナイトゲーム)。
1967年-1981年 - 17時30分以降新しいイニングに入らない。
1982年-1986年 - 試合開始から4時間半を経過した時点で新しいイニングに入らない。
1987年-1993年 - 第7戦までは18回、第8戦以降は回数無制限(1986年のシリーズが第1戦を延長14回で引き分け、第8戦まで行われたことをきっかけに改定)。
1994年-2017年 - 第7戦までは延長15回へ短縮。
1994年 - デーゲーム・ナイトゲーム併用の為、デーゲームの場合は18回まで。
2011年 - レギュラーシーズンで用いられた節電・省エネの為の「3時間30分打ち切りルール」は使用しない。2011年の第1戦はデーゲームだが、延長は従来通り15回までの打ち切りとする。
2018年 - 第7戦までは延長12回へ短縮。
2021年 - レギュラーシーズン・クライマックスシリーズで用いられた新型コロナウイルス感染拡大防止の為の「9回打ち切りルール」は使用しない。
サスペンデッドゲームは適用しない。
両チームはシリーズ開始日の前々日までに「出場有資格者選手」(最大40人)の名簿を提出する。公示後はこれを変更することはできない。ベンチ入り選手の人数は公式戦と同じく最大25人で、試合ごとに有資格者の中から選ぶ。
指名打者制度は1984年までは採用せず、1985年から隔年(1985年は全試合採用、1986年は全試合採用せず)、1987年からはパ・リーグの出場チームの本拠地球場でのみ採用されている。なお2020年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う特例措置として、1985年以来35年ぶりに全試合で採用される。
審判は6人制が採用される。審判員は日本野球機構(NPB)審判部から選ばれた合計8人の審判員で運営されていたが、2015年から合計7人の審判員で運営される。
表彰
優勝チーム賞
日本野球機構よりペナント、チャンピオンフラッグ、優勝記念品代、内閣総理大臣杯
在京民放各テレビ局より賞金、計250万円(日本テレビ・テレビ朝日・TBSテレビ・テレビ東京・フジテレビから各50万円)と共に日本テレビ・テレビ朝日・TBSテレビ・テレビ東京からトロフィー、フジテレビより優勝盾
最高殊勲選手賞(MVP)
日本野球機構よりトロフィー
NPBパートナー7社(SMBC・カルビー・コナミデジタルエンタテインメント(コナミ)・大正製薬・日本生命・マイナビ・ローソン)より賞金各100万円(計700万円)
かつては乗用車が贈呈されたことがあり、1954年から2006年まで行われていた。贈呈される乗用車は原則としてトヨタ自動車からだが、マツダが筆頭株主となっている広島東洋カープが日本一になった時(1979年・1980年・1984年が該当)は、マツダから贈呈された。
優秀選手賞(3人[注 5])
日本野球機構よりトロフィー、および賞金100万円
敢闘選手賞[注 6]
日本野球機構よりトロフィー、および賞金100万円
ホームラン賞
各試合のホームランを打った選手に対して『SMBCミドすけホームラン賞』として、SMBCから賞金3万円とSMBCのマスコットキャラクターである「ミドすけ」のぬいぐるみが贈呈される。
なお2016年 - 2019年は『SMBCデビッドホームラン賞』として賞金3万円が、2014年はSMBC(2011年から2013年まではコナミ)から賞金(5万円)が贈呈された。
特別協賛賞
2011年から2013年までは特別協賛(冠スポンサー)のコナミより、上記賞とは別に以下の賞が追加された。
「みんなで選ぶコナミ賞」(賞金400万円・2011年は賞金300万円)
「ドリームナイン賞」(賞金100万円・2011年は賞金200万円)
「BASEBALL HEROES賞」(賞金100万円・2011年は賞金200万円)
「パワフルプロ野球賞」(賞金100万円・2012年より)
「プロ野球スピリッツ賞」(賞金100万円・2012年より)
「みんなで選ぶコナミ賞」は大会期間中に、コナミの大会特別公式サイト・コナミが携帯電話サイトで展開するソーシャルネットワークゲームサイト『プロ野球ドリームナイン』・アーケードゲーム『BASEBALL HEROES』の成績閲覧ページやゲーム機からのファン投票によって行い、大会終了時の表彰式で表彰選手を発表するものである(2011年は各ゲームからの投票で「ドリームナイン賞」・「BASEBALL HEROES」賞を選んだ)。2022年は特別協賛(冠スポンサー)のSMBCより、上記賞とは別に以下の賞が追加された[11]。
SMBCみんなの声援賞
この賞は日本シリーズ開催期間中に、特別協賛社の三井住友銀行のキャラクター「ミドすけ」にちなんでTwitter上に「#みどほー」のキーワードとともに「#(応援したい選手名)」を投稿。最も多く声援された選手1人が選出されるもので、日本シリーズ表彰式内で表彰され、賞金100万円が贈られるというものである[11]。
出場資格者
出場有資格者は、原則として8月31日までに出場球団(すなわち、両リーグクライマックスシリーズ優勝球団)の支配下登録されている選手のうち、その中から40人までを選ぶ。
ベンチ入りメンバーは以下を原則とする。
監督1名