日本語訳聖書
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

^ 吉田 2012ではカタカナ書きの全文の転記と、吉田による漢字かな表記の和文の併記がされている。
^ 原音に近いのは「ヘップバーン」などであるが、慣例に従い「ヘボン」と表記する(cf. 永嶋 1988, p. 156)。
^ ブリッジマン、カルバートソン訳を1859年とするのは鈴木 2006 (p.39) も同じだが、海老澤 1989 (p.103) は1861年の上海としている。
^マルコ」の音写。明治期には「マコ」と読まれており、大正時代の改訳でも「マルコ」とすべきかが議論になった(鈴木 2006, pp. 133?134)。
^ 田川建三は、実際にはギリシャ語本文からではなく欽定訳から訳したことによって生じたと思われる不正確な点をいくつか例示し、他にも数多くあると指摘している(田川 1997, pp. 636?640)。
^ 1875年に『路加伝』、1876年に『羅馬書』が刊行されたものの、後の分冊版とは版型が違い、海老沢有道は試訳と見なしている。海老沢が分冊第1号と見なしているのは1876年版の『路加伝』である(海老澤 1989, pp. 228, 232?234)。これに対し、鈴木範久は1875年版が試訳であることを認めつつも、それも翻訳委員社中訳と見なせるという立場を示しており(鈴木 2006, pp. 90?91)、専門家の判断にも差がある。
^ 新約聖書正典は27文書から成り立つが、『提摩太前後提多腓利門書』(テモテぜん こう テト ピレモンしょ)のように複数の文書を一まとめに刊行した分冊がいくつかある。また、前出の「試訳」を算入する場合はルカ伝とローマ書が重複するため、全17種19冊となる(cf.鈴木 2006, pp. 91?92)。
^ 「引照」はその記述の並行箇所や関連する記述が聖書内で他にどこに出ているのかを示したもので、より深く聖書を読むために必要になる(佐藤 2010b, pp. 411?412)。英米の聖書協会の翻訳はプロテスタント諸派が集まって刊行したものであるため、教派間の争いにならないよう、注釈はつけないで刊行することが原則であったが(田川 1997, pp. 501?505)、引照は認められていた。
^ ひらがな版は『またいでん』『まこでん』『るかでん』『よはねでん』『しとぎやうでん』、およびそれらを合冊した『しんやくぜんしよ(前篇)』の存在しか知られておらず、海老澤は後篇の実在を疑問視している(海老澤 1989, p. 250)。
^ 分冊版のうち、『雅歌』には松山が、『詩篇』には松山と植村が、『雅歌耶利米亜哀歌』(がか エレミア あいか)には井深が、それぞれ協力している(海老澤 1989, pp. 280?281)。
^ 「元訳」は「もとやく」と読む(海老澤 1989, p. 113;松田 2001, p. 580)。
^ 厳密に言えば、大正改訳は新約しか含まないため、その元訳と呼べるのは明治訳のうち新約部分のみである。現在では便宜的に新約・旧約の双方を「明治元訳」ないし「元訳」と一括する文献もあるが(鈴木 2006;秋山 2002)、「元訳」という表現を新約部分にしか適用しない文献もある(小林 1985;松田 2001)。また、福音派の『新聖書注解』も「元訳」は新約部分のみに適用しており、旧約は大正改訳と共に「文語訳」と一括している。
^ 明治訳の旧約聖書の完成(1887年)はRVの公刊(1885年)より後であり、訳文の比較から、部分的に明治訳の時点でRVが参照されていた可能性が指摘されている(川島 & 土岐 1988, p. 129)。
^ かつては「現行訳」という呼び方もあった(藤原 1974, p. 357)。口語訳聖書(後述)完成直後には、その翻訳に携わった都留仙次も大正改訳を「現行訳」と呼んでいた(門脇 & 大柴 1983, p. 235)。
^ 大正時代に送り仮名の改訂はあった(鈴木 2014, p. 783)。
^ 文語訳聖書(旧新約聖書)は20世紀末の1年間(1999年11月から2000年10月)だけで2116冊売れ、それとは別に新約のみ(詩篇付き)が2069冊売れた(佐藤 2001, p. 2)
^ 第1篇から第41篇までが収録された(門脇 & 大柴 1983, p. 226)。
^ 当初は松本、富森京次、村田四郎が任命されていたが、富森、村田は間もなく辞した(門脇 & 大柴 1983, p. 230)。
^ この翻訳については、スタイシェンの口述に基づくという説明を疑う者もおり(山我 1989, p. 863)、「高橋訳」と位置づけている文献もある(川島 2002, pp. 692?693)。
次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:373 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef