日本航空株式会社(にほんこうくう、英: Japan Airlines Co., Ltd.[7]、略称: JAL)は、東京都品川区に本社を置く日本の航空会社。2023年の利用旅客数は、国際・国内線共に第2位[8]。日本では航空会社として最も長い歴史を持つ。
コーポレートスローガンは「明日の空へ、日本の翼」[9]。
英国スカイトラックス社による「エアライン・レーティング(航空会社格付け)」において、2018年から2023年現在まで最高評価となる「5つ星航空会社(5-STAR AIRLINES)」の認定を受けている。 JALグループを代表する中核事業会社として、一般には旧持株会社同様、日本航空、日航、JAL(ジャル、ジェイエイエル)と通称される。識別信号(コールサイン)は『JAPAN AIR(ジャパン・エアー)』、2レターコードはJLを使用。世界的な航空連合である「ワンワールド(oneworld)」に加盟している[10]。 JALグループ再編の一環として2004年に日本航空株式会社から、国際線と一部の国内線を担当する会社として「日本航空インターナショナル」に改編し、続いて国内線の多くを担当する日本航空ジャパンを吸収合併して、JAL便の運航を受け持つ単一の事業会社となった。2010年1月に会社更生法の適用を申請、更生手続の過程で持株会社「株式会社日本航空」や金融事業会社「ジャルキャピタル」などを吸収合併した[11]。 ANAホールディングス傘下の全日本空輸(ANA)とあわせて「航空大手2社」などと呼ばれる[12][13]。 日本航空電子工業、日本航空学園(日本航空大学校、日本航空高等学校、日本航空教育協会、ジャネット)、新日本航空、日本航空高圧、日本航空協会、日本航空技術協会などとは別組織であり、資本上の関係はない[注釈 1]。
概説
歴史「日本航空の歴史」も参照
2002年(平成14年)10月2日 - 日本エアシステム(かつての東亜国内航空で、のちの日本航空ジャパン)と経営統合し、同社との株式移転により持株会社株式会社日本航空システム(2004年6月に株式会社日本航空へ商号変更)を設立、日本エアシステムとともにその完全子会社となる。
2004年(平成16年)4月1日 - 日本航空、日本エアシステムを、それぞれ日本航空インターナショナル、日本航空ジャパンと商号変更。同時に旧日本エアシステムの貨物事業が日本航空インターナショナルに全面移管される。
2005年(平成17年)10月25日 - JALグループとして国際的な航空連合である「ワンワールド」への加盟方針を決定した。
2006年(平成18年)
4月1日 - 日本航空インターナショナルを存続会社として、ジャルセールスと合併。
10月1日 - 日本航空インターナショナルを存続会社として、日本航空ジャパンを吸収合併。
2007年(平成19年)4月1日 - 日本航空インターナショナル、日本アジア航空、JALウェイズ、JALエクスプレス、ジェイエア、日本トランスオーシャン航空が「ワンワールド」に正式加盟・サービス開始。「ワンワールド」塗装の航空機を運航。
2008年(平成20年)4月1日 - 日本アジア航空を吸収合併。これにより日本アジア航空が運航していた中華民国路線は日本航空インターナショナルに承継された。
2009年(平成21年)9月11日 - 経営再建の一環として、グループ会社の北海道エアシステムの経営からの撤退と株式の売却を発表。
2010年(平成22年)
1月19日 - 親会社である株式会社日本航空及びその子会社であるジャルキャピタルとともに、東京地方裁判所に会社更生法の適用を申請し倒産。西松遥社長以下取締役は即日辞任した[14]。