脚本家の社会生活擁護、経済的地位の向上を図る目的で協同組合として1966年に設立された。2014年の組合員数は約1500名、著作権信託者は約2100名で、脚本著作権の二次使用許諾(主として放送用脚本の管理)、福利厚生、教育事業などを行っている。
活動
著作権擁護
最低脚本料を定めると共に、脚本料の値上げ交渉を行う場合がある。脚本家から公衆送信権・上映権・複製権・頒布権等の信託、出版権・上演権については代理委任を受け使用許諾を与えている。放送局、映画会社、番組制作プロダクション、有線送信事業者、レンタルビデオ店等10,000件を超える契約先から徴収した使用料を分配している。
福利厚生
個人事業主である脚本家に対し、健康保険・損害保険・生命保険・共済制度などへの加入手続き・紹介及び管理のほか、健康診断・慶弔金や連盟員年金の支給・各種相談なども行っている。
教育事業
「日本脚本家連盟スクール」を運営し、連盟員が講師となり新人脚本家を養成している。脚本家、放送作家、作詞家、フリーライター養成の各教室が開かれ、幅広い著述家の養成が行われている。同スクールでは、通信教育も行われている。
その他
『脚本家ニュース』『脚本家年鑑』の発行。斡旋・紹介業務など。
沿革
1966年3月1日 - 設立
1970年 - 新人作家養成のため、教育事業を開始
1974年4月1日 - 脚本に関する仲介業務団体として文化庁が認可。脚本の著作権管理団体としての活動を開始
1987年 - 著作権協会国際連合(CISAC)に加盟
2001年10月 - 著作権等管理事業法改正に伴い、著作権等管理事業者として届出
脚注[脚注の使い方]^ ⇒日本脚本家連盟 - 日本脚本家連盟とは?
関連項目
私的録画補償金管理協会
日本複製権センター
日本シナリオ作家協会
外部リンク
日本脚本家連盟