(以下はクレジットなし)
海底開発興業社員:小松左京[32]
竹内均教授:竹内均[19]
政府関係者:田中友幸
山本総理の運転手:中島春雄[33]
火の中を逃げる住民:加藤茂雄、記平佳枝
オーストラリア高官:ロジャー・ウッド[31][9]
国連委員:ジャック・オンガン、フランツ・グルーベル
記者:オスマン・ユセフ
漁船の避難民:松下正秀
列車の難民:夏木順平
ナレーション、警視庁緊急通信の声:市川治
TV司会者[9]、ラジオ災害放送の声:大類正照[9]
自衛隊、警察無線の声:神谷明
横須賀基地・PS1の声:辻村真人
ラジオアナウンサー:作間功
(以下は海外版のみ) 参照[17][18][9]
ウォーレン・リチャーズ[29]:ローン・グリーン
原作者の小松自身も、冒頭で小野寺と吉村が打ち合わせをするシーンでカメオ出演している[4][32]。
竹内均は東大退官後に自ら創刊した科学雑誌『Newton』掲載[要文献特定詳細情報]の自伝において、「迫真の演技である、として皆にからかわれた」と書いている。また、DVD版の特典映像には、小松と竹内の対談の模様が収録されている。
夏八木演じる結城の名前は『恒久』(本編43分04秒)
内閣調査室「邦枝」の名前は『康雄』(本編40分45秒)
防衛庁・メカニック「片岡」の名前は『潔』(同上)
幸長助教授の名前は「信彦」ではなく『秀彦』(同上)
スタッフ(1973年の映画)
製作:田中友幸、田中収
原作:小松左京
脚本:橋本忍
音楽:佐藤勝
撮影:村井博、木村大作
美術:村木与四郎
録音:伴利也
照明:佐藤幸次郎
編集:池田美千子
助監督:橋本幸治
製作担当者:森知貴秀
監督助手:大河原孝夫
スチール:石月美徳
特殊技術
撮影:富岡素敬
美術:井上泰幸
照明:森本正邦
造型:安丸信行
操演:松本光司
特殊効果:渡辺忠昭
助監督:田淵吉男
製作担当者:篠田啓助
監督助手:川北紘一、浅田英一
スチール:田中一清
合成:三瓶一信
光学撮影:宮西武史
整音:東宝録音センター
効果:東宝効果集団
現像:東洋現像所
協力:日本海洋産業株式会社[34]
技術協力?日本電気
特技監督:中野昭慶
監督:森谷司郎
テロップ非表示であるが、作中でマントル対流などを再現するアニメーションは月岡貞夫が作画を担当していたことが、後年に明かされている[35]。 本作品で特技監督を務めた中野昭慶は、東宝特撮映画では円谷英二・有川貞昌に続く3代目の同役職に就任した[36][37][注釈 22]。本作品では建物の倒壊に建築工学を考慮するなど、科学的に裏付けされた描写を重視しており、従来の怪獣映画などのような特撮のイメージを払拭(ふっしょく)している[32][注釈 23]。制作費のうち、特撮には2億5千万円が費やされた[22]。 俯瞰(ふかん)した日本列島のセットでは、従来の特撮で海の表現に用いられていた寒天に代わり、青い染料を溶かしたディストメイトを用いている[出典 11]。ディストメイトは、接着剤としてだけでなく食品や化粧品などにも用いられていた化学合成製品の糊であり、カビが生えたり、ネズミが食べてしまうなどの苦労があったという[38]。 東宝第7スタジオに建てられた富士山のセットは[注釈 24]、スタジオの外から望遠カメラで撮影し、空気感を再現している[38][32]。頂上の雪は、白い粉を撒いて再現している[38]。 倒壊する日本家屋のミニチュアは、ディテールを表現するため、壊れる描写からの逆算で1/10スケールで作られた[36]。都市のミニチュアには、『モスラ』(1960年)で制作されたものなど過去の造形物も総動員された[39]。振動にはコンピュータ制御による工業用のバイブレータが用いられた[39][19]。 コンビナートの爆破シーンでは、炎がステージの天井を焦がしている[40][41]。特殊効果の渡辺忠昭は、爆発が小さいと中野が指摘したため、ナパームを3倍に増やしてリテイクした結果であったと語っている[41]。特撮助監督の田淵吉男は、自身が渡辺にガソリンの量を多くするよう指示したのが原因であったと述べている[40]。また、渡辺は、本作品以降中野は火を好むようになったと証言している[41]。 泥乱流の描写は、本物の泥や富士山で採取した砂のほか、絵の具、顔料、煙など多数の素材を組み合わせて表現している[42]。
特別スタッフ(1973年の映画)
地球物理学(東大教授):竹内均
耐震工学(東大教授):大崎順彦
海洋学(東大教授):奈須紀幸
火山学(気象研究所地震研究部長):諏訪彰
作家:小松左京
特撮