TBS 日曜20:00枠 映画版、テレビ版より早い1973年10月8日から1974年4月5日の半年間、毎日放送制作で、9:00 - 15分の帯番組として、月曜から金曜の毎日、全国ラジオネットワーク(NRN)系列局で放送された。全130回。 主人公小野寺の名前を俊夫から浩介へ、小野寺が乗る潜水艇の呼称をケルマデックからケマルデックへ、などの設定の変更がされている。また、小野寺の亡母が三保(現在の静岡市)で入水した、などの追加がされた。 上記のラジオドラマとは別に、1973年11月4日には文化放送にて『小松左京「日本沈没」より ここを過ぎて悲しみの都へ』と題したラジオドラマが放送された。原作から「日本が沈む」という設定だけを取り込み、政府の思惑や地殻変動の仕組みを知らない一市民が未曾有の大災害に翻弄される姿を描いた作品[55][56]。 第28回(1973年)文化庁芸術祭ラジオ部門優秀賞受賞[57]。 音源は放送ライブラリーで保存・公開[58]されていた一方、文化放送社内では長らく作品のことは「忘れ去られたまま」[59]だったという。その後、当時の放送を収録したオープンリールが小松宅で偶然見つかったことをきっかけに、2023年12月から2024年1月にかけて計4回放送された年末年始特番『小松左京クロニクル 「日本沈没」を探す旅』の中で、50年ぶりに再放送された[56][59][注釈 46]。
【当番組のみドラマ、関西地区は腸捻転解消のため除く】
前番組番組名次番組
日曜ワイドスペシャル
(19:30 - 21:00)
【単発特別番組枠中断】日本沈没
(テレビドラマ版)サンデースペシャル
(19:30 - 20:55)
【単発特別番組枠再開】
朝日放送 日曜20:00枠
日曜ワイドスペシャル
(19:30 - 20:55)
【単発特別番組枠一旦中断】日本沈没
(テレビドラマ版)賞金稼ぎ
【これよりNET製作】
2021年のテレビドラマ詳細は「日本沈没-希望のひと-」を参照
2020年のWebアニメ詳細は「日本沈没2020」を参照
1973年の連続ラジオドラマ
スタッフ(1973年の連続ラジオドラマ)
演出:岡本愛彦
脚色:蓬?泰三
音楽:田中正史
効果:高田暢也
演出助手:竹内東弥
キャスト(1973年の連続ラジオドラマ)
小野寺浩介:江守徹
阿部玲子:太地喜和子
田所雄介博士:加藤武
幸長信彦助教授:金内喜久夫
中田一成:高橋悦史
邦枝:角野卓造
山本総理:北村和夫
渡老人:龍岡晋
吉村秀夫:下川辰平
ナレーター:川辺久造
その他出演:文学座
1973年の単発ラジオドラマ
スタッフ(1973年の単発ラジオドラマ)
脚本:横光晃
音楽:桑原研郎
演奏:新室内楽協会
制作:鈴木久尋
音響(効果):玉井和雄
調整(技術):小林信夫
演出:芦沢務
キャスト(1973年の単発ラジオドラマ)
中尾彬
日色ともゑ
前田昌明
加藤嘉
久米明
杉山とく子
松本のり子
ほか NHK連続ラジオドラマ(1980年「連続ステレオ小説」としてNHK-FMで放送、のちにAMで再放送)。1話15分の全10回放送。設定年代を「198X年」とした他はほぼ小説通りのストーリー展開である。FMでの初回放送の直前に総合テレビの『NHK番組ガイド』で取り上げられ、東京大地震の群集シーンの収録風景が紹介された。
1980年のラジオドラマ
脚色:津川泉
キャスト(1980年のラジオドラマ)
小野寺俊夫:鹿賀丈史
阿部玲子:島村佳江
田所博士:巖金四郎
幸長:纓片達雄
中田一成:大塚国夫
山崎:川久保潔
渡老人:宮口精二
首相:久米明
オーストラリア首相:久松保夫
国連特別委員会委員長:加藤精三
語り:小林恭治
テーマ音楽:シベリウス「交響曲第1番」レナード・バーンスタイン指揮のニューヨーク・フィルハーモニック演奏版(1967年)を使用。