同様に両リーグをまとめる組織として「日本プロフェッショナル野球組織」が2007年度まで存在した。機構と組織は、英語表記「NPB = Nippon Professional Baseball」を共有し、「組織」は競技や選手契約に関わる規則を「機構」は興行をそれぞれ分担する一方、「組織」のコミッショナーが「機構」の会長を兼任するなど両者の関係は曖昧だった。2004年のプロ野球再編問題で論点とされた責任所在や事態収拾などの不手際を契機に、2008年度から「組織」は社団法人である「機構」の内部組織とされた。従来はそれぞれ設けたコミッショナー事務局、セ・リーグ事務局、パ・リーグ事務局を、コミッショナー事務局に統合した。 年スローガン備考 協賛企業・団体名備考
業務
日本選手権シリーズ試合およびオールスター試合の主催(協約第8条第6項)
コミッショナーの経費を含む日本プロフェッショナル野球組織の経費の負担(協約第12条)
ワールド・ベースボール・クラシックなど世界大会で野球日本代表の編成や派遣。
新人選手選択会議の主催。
呼称
2リーグをセ・リーグ、パ・リーグの順で「セ・パ」と称する事例が多い。要因として、英語表記それぞれの頭文字 CentralのC、PacificのP のアルファベット順[2]、2リーグ制移行時にセ・リーグが先行した、巨人のV9などを契機にセ・リーグの観客動員数が増加してマスメディアが「人気のセ」と扱う一方で、パ・リーグは「実力のパ」とされて人気低迷が続いた、ことなどが挙げられる[3]。
公式記録における球団の呼称(略称)は原則として、「ジャイアンツ」「カープ」など狭義のチーム名部分を外して用いる。読売ジャイアンツは「読売」、広島東洋カープは「広島東洋」など、マスメディアの用法と異なる。
アトムズなど該当部分のみが正式チーム名である場合はチーム名部分のみで呼称する。大阪タイガースは「大阪」ではなく「阪神」、日拓ホームフライヤーズは「日拓ホーム」ではなく「日拓」などの例外もある。
1946年以前は「軍」を除いたチーム名部分を用い、東京巨人軍は「巨人」、後楽園イーグルスは「イーグルス」などと称した。
スローガン
2004日本プロ野球70年三原脩が1934年に巨人と日本初のプロ契約を結んだことにちなむ。
2005フルスイング!プロ野球。
2006すべては歓声のために
2007すべては歓声のために ―世界一からの挑戦―前年のWBCで、日本が優勝したことを受けて。
2008野球力
2009野球とは、
2010ここに、世界一がある。前年のWBCで、日本が優勝したことを受けて。
2011覚悟! ?なぜ、あなたはここにいるのか?開幕直前に東日本大震災が起きたことを受けて、全てのプロ野球関係者に自分の存在意義を問うた。
2012心をつなぐこのプレー
2013WE☆LOVE BASEBALL
2014NEW PLAY BALL! あたらしい球史をつくる。日本プロ野球80年記念。
2015この1球に未来を懸けて近代オリンピックへの野球競技の復活や、後継者育成などの振興に努める。
2016-2020野球の夢。プロの誇り。「野球には夢があり、プロとしての誇りがある。」旨を込める。
2021誇りを胸に。感謝をプレーに。
2022野球伝来150年
未来へ紡ぐ みんなの希望1872年にホーレス・ウィルソンが日本に野球を伝えて150年の節目であることに因む。
2023野球の熱さ、無限大。観客人数制限廃止や声出し応援再開などで、観客に「野球の熱さ」を感じてほしいという理由から[4]。
NPBパートナー企業・団体(企業・団体五十音順)
カルビー
2019年から協賛[5]
1973年から長年にわたり「プロ野球チップス」を販売している。
大正製薬
2016年シーズンから[6]
新人選手選択会議特別協賛(リポビタンD名義、2013年から)
NPB AWARDS特別協賛(リポビタンD名義、2014年から)
日本生命保険
セ・パ交流戦特別協賛
2018年まで月間MVP協賛(2019年以降は子会社の大樹生命保険が引き継ぐ)
マイナビ
2017年よりオールスターゲーム特別協賛