同一都道府県の郵便番号で同一市区町村(政令指定都市では同一行政区)内であっても、地形上・運送上の理由、市町村合併等により郵便番号の上2桁が別の番号を付する地域がある。
都道府県市区町村郵便番号の上2桁 1998年(平成10年)2月2日には、それまでの郵便番号の末尾に4桁または2桁を付け加えた7桁 (NNN-NNNN) の郵便番号が導入開始となり、町域や大型ビルの階層までも個別の郵便番号で指定できるようになった[6]。番地とあわせてバーコード化することで、区分機により郵便物を配達順にまで並び替えることができるようになり、効率よい配送を実現している(郵便局内で宛名のところに肉眼ではほぼ見えない特殊な透明インクでバーコードを印字する場合(局内バーコード、およびIDバーコード)と、ダイレクトメールなどの大口差出の際、差出側で宛先と同時に肉眼で見える形で印字する場合(カスタマバーコード)がある)。これらの実証実験が行われたのは川越西郵便局である[7]。 郵便番号7桁化に伴い、従来の5桁仕様の封筒・はがきなどに貼り付ける新郵便番号枠シールが全国の郵便局窓口で1997年(平成9年)11月から翌1998年(平成10年)11月にかけて無料配布された。1998年(平成10年)12月1日までに、従来の旧5桁郵便番号枠の製品がすべて新7桁郵便番号枠のものに切り替えられ、郵便番号7桁化が完了した。なお、1998年(平成10年)の年賀はがきは差出人の郵便番号枠のみ7桁のものが、翌1999年(平成11年)以降は宛先・差出人とも新7桁郵便番号枠のものが発行された。 郵便番号の7桁化以降も、以前の形式の郵便番号は郵便区番号として郵便事務に用いられている。依然、集配を行う集配郵便局を指し示す番号として有用である。 7桁化後は宅配便などでも郵便番号が使われるようになっており、ヤマト運輸や佐川急便では独自の郵便番号簿も発行されている。 また、各種、パソコン向け日本語入力システムや年賀状作成ソフトなどでは、郵便番号を入力することにより住所を打ち出してくれる機能が存在する。 7桁時代になって以降、旧3桁局は原則として4桁目、5桁目に00あるいは08、09を割り当て、「XXX-00XX」「XXX-08XX」「XXX-09XX」とした[8][注 46]。 原則として、町名から"○丁目"などを取り除いた部分または大字を町域として1つの郵便番号を割り当て、小字には郵便番号を割り当てなかった[8]。大字がなく原則どおりに割り当てられない場合は「(市町村名)の次に番地がくる場合」「(町村名)一円」のように1つの町域とみなして郵便番号を割り当てた。
東京都港区10・13
大田区、品川区13・14
西東京市18・20
神奈川県横須賀市23・24
愛甲郡清川村24・25
茨城県笠間市、かすみがうら市30・31
長野県北佐久郡立科町38・39
静岡県富士市41・42
愛知県豊田市44・47
大阪府泉佐野市、泉南市、泉南郡田尻町54・59
京都府京都市(右京区・伏見区)、宇治市60・61
南丹市60・62
兵庫県神戸市北区、西宮市65・66
朝来市66・67
岡山県岡山市南区、倉敷市、加賀郡吉備中央町70・71
山口県山口市74・75
新潟県長岡市94・95
北海道札幌市(北区・東区・南区)、石狩郡当別町00・06
伊達市、有珠郡壮瞥町04・05
小樽市04・06
苫小牧市05・07
石狩市、岩見沢市、美唄市06・07
郵便番号の7桁化
町域の郵便番号