ヨーロッパで最も活発な日本漫画の市場はフランスで、日本漫画を意味する「Manga」が、フランス伝統のバンド・デシネ、グラフィックノベル、アメリカン・コミックスと並ぶ、コミックの一ジャンルとして成立している[63]。2009年、ルーブル美術館で荒木飛呂彦の原画展が開催された。パリ・ポンピドゥーセンターの「公共情報図書館(Bibliotheque public d'information)」部門では、フランスにおける日本漫画読者について、2010年に大規模な調査を行なった[63]。
イギリスでは、大英博物館ルーム3(朝日新聞提供)にて2009年に星野之宣展[64]、2015年秋には、世代の違う漫画家3人(ちばてつや・星野之宣・中村光)を取り上げた展覧会「Manga now three generations (漫画の現在 三世代)」が開催された[65]。 中国では子供の頃から読んでいた90後世代に人気が高い[66]。 韓国でも日本大衆文化の流入制限の解除前から多く翻訳されている。なお、特に文化制限の解除前に韓国に入ったものは人名・地名が韓国式の人名・韓国国内の地名に改めたことが多い(例えば『スラムダンク』の桜木花道は韓国で「姜白虎」(???)として知られている)[67][68][69]。
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アフリカ
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 一例として、『魔法先生ネギま!』単行本20巻巻末に、同作の各国語版の翻訳比較が掲載されている。
出典^ Kinsella 2000, Schodt 1996
^ Mullen, Ruth (1997年8月2日). “Manga, anime rooted in Japanese history”