第45回衆議院議員総選挙における、2009年(平成21年)8月8日に鹿児島県霧島市で行われた民主党皆吉稲生候補の集会[39]で、国旗2枚を裁断して支持者が作成したとされる“党旗”を壇上に掲揚した[38]。8月18日、皆吉は、衆議院議員総選挙出陣式で「国旗の使用方法としては不適切で深くおわびする」と謝罪した。同日、民主党幹事長(当時)・岡田克也が皆吉を口頭注意した。皆吉の後援会は、党本部や県連および支援団体に「国旗の尊厳をおとしめる意図は全くなく、主催者の不手際が原因」と謝罪する文書を送付した[40](詳しくは民主党 (日本 1998-2016)#国旗切り張り問題を参照)。この問題を受けて、百地章日本大学教授は、民主党の行為を批判しつつ「国旗への侮辱行為に刑事罰が科されない日本が世界的に異常」とし、国旗に対する敬意は教育で教えることが最も良いが、日本の国旗に反対する日本教職員組合が力を持つ教育界ではそれも難しく、法で定める必要もあるのではないかと指摘した。
日本の国旗と類似する国旗
バングラデシュ
バングラデシュの国旗は、日本の国旗のデザインが参考にされている。初代首相シェイク・ムジブル・ラフマンが国旗を決める際に吹浦忠正(聖心女子大学講師。ユーラシア21研究所理事長。初代バングラデシュ日本人会会長)は意見を求められており、日本の国旗の意味について解説している。吹浦はバングラデシュ独立戦争時に国際赤十字の仕事で現地に滞在していた[41]。初代バングラデシュ大統領ムジブル・ラフマンの娘のシェイク・ハシナ首相は、「父は日本の日の丸を参考にした。」と述べた[42]。バングラデシュ独立戦争時代の国旗から地図の絵柄を省いたデザインで、インドの穀倉と謳われた豊かな大地を、赤い丸は太陽と独立で流された血を表現している。
バングラデシュの国旗
パラオ
パラオの国旗が日本の国旗に似ており、パラオが日本の国旗を真似したのかどうか2010年10月に元埼玉県立大学教授の国旗に詳しい吹浦忠正(現ユーラシア21研究所理事長)が、パラオに出向き、国旗をデザインしたジョン・ブラウ・スキーボングにインタビューを行ったところ、吹浦が「パラオの国旗は日の丸の模倣ではないのか」「日の丸の太陽に遠慮して月にしたのではないのか」「日の丸に遠慮して月を中心よりずらしたのではないのか」の三点について質問した所、スキーボングは「全部違うね。私はもちろん日の丸を知っているが、特別にそれを意識してデザインしたわけではない。日本は日本、パラオはパラオだ。」とし、更に「パラオの美しい月を表現したもの」とし、関係が無いとした[43]。パラオ共和国内務省の国旗に関しての文書はデザインの類似性の記載はない。
パラオの国旗
ギャラリー
国旗国歌法の本則における日章旗
?日本の国旗
1999年(平成11年) -
国旗国歌法の附則の認める日章旗
?日本の国旗
1870年(明治3年) - [注 6]
歴代の日本国旗の一覧
??江戸時代以前の朝廷の軍旗(錦の御旗)
??幕府海軍旗(正確には帆の意匠、もしくは長旗)
??明治時代初期の商船旗(日本商船記)