日本の健康(にほんのけんこう、Health in Japan)は良好とされ、平均寿命は世界で最上位に位置づけられる。平均寿命と健康寿命の差は9.6歳であった(国の健康寿命順と延命期間順リスト)。 日本における平均余命の推移は以下の通り。平均余命 2020年度の生命表調査による結果は、以下の通り[1]。 滋賀県が長寿県であると考えられる理由は、以下の通り[2]。 青森県の寿命が短いと考えられる理由は、以下の通り[3]。 摂取カロリーは、2015年の報告では平均2,094kcal[4]。 2019年度の食塩摂取量の平均値は、以下の通り[5]。 2009年?2019年間で男性は有意に減少、女性では2009?2015年は有意に減少、2015?2019年は有意な増減はみられない。男女とも60歳代の塩分摂取量が最も高い。 国が示す1日の塩分摂取量の数値目標は、「7g未満」となっている[6] 2019年度の野菜摂取量の平均値は、以下の通り[5]。 年齢階級別にみると、男女ともに20?40歳代で少なく、60歳代で多い。 また、国が示す1日の青果摂取量の数値目標は、以下の通り[6]。 2021年度の「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事」が1日2回以上の日がほぼ毎日の者の割合は、37.7%となっている[7]。 国は、50%まで増進することを目標としている[6]。 2019年度の体重に関する報告は、以下の通り[5]。 糖尿病の罹患率は5.0%で、先進国で下位クラスである[8]。「肥満#日本」も参照 2019年度、収縮期(最高)血圧の平均値は、以下の通り[5]。 2009年度からの10年間で、男女とも有意に減少の傾向が見られる。また収縮期(最高)血圧が 140mmHg以上の者の割合は男性29.9%、女性24.9%となっており、こちらも10年間で男女とも有意に減少している。 2019年度、血清総コレステロール値240mg/dL以上の者の割合は、以下の通り[5]。 2009年度からの10年間で男性では有意な増減はみられないが、女性は有意に増加している。血清nonHDLコレステロール値の平均値は、下記の通り [5]。
平均余命
都道府県別の健康
日本人の平均寿命
男性 81.49歳女性 87.60歳
平均寿命がもっとも長い都道府県
男性 滋賀県女性 岡山県
平均寿命が最も短い都道府県
男女ともに青森県
滋賀県が長寿県である理由
喫煙者、多量飲酒者が少ない
琵琶湖などの自然に恵まれ、能動的な運動習慣を持つ住民が多い
失業者、高齢単身者が少なく、生活環境に恵まれている
喫煙率を減らす取組など、他都道府県よりも健康習慣の啓発活動に積極的な傾向
青森県の寿命が短い理由
塩分の摂りすぎ
喫煙者が多い
運動量が少ない
平均歩数が少ない
所得が低い
医師が充足していない
高血圧・糖尿病患者が多い
肥満率が高い
健康診断受診率が低い
野菜摂取量が少ない
都道府県別の平均余命
栄養状態
塩分
全体 10.1g
男性 10.9g
女性 9.3 g
野菜摂取量
全体 280.5g
男性 288.3g
女性 273.6g
野菜 350g
果物 200g
バランスの良い食事
体重
肥満者(BMI25以上)の割合
男性 33.0%女性 22.3%
男性は2013年から2019年の間に有意に増加している。
低体重者(BMI18.5未満)の割合
男性 3.9%女性 11.5%
20歳代女性の低体重者は20.7%。
65歳以上の高齢者の低栄養傾向の者(BMI20以下)の割合は、男性12.4%、女性20.7%であり、男女とも85歳以上でその割合が高い。
糖尿病
血圧
男性 132.0mmHg
女性 126.5mmHg
血中コレステロール
男性 12.9%
女性 22.4%
男性141.9 mg/dL
女性145.9 mg/dL
OECD 加盟国のうち、BMI 指数が 30 以上の割合。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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