2019-20シーズンは小林陵侑は3勝をあげてシーズン総合3位に入った。また、前シーズンW杯初表彰台を獲得した佐藤幸椰が初優勝を含む2勝をあげた。一方、女子では高梨が3月にシーズン初優勝 (通算57勝目)をあげて女子では史上初の通算表彰台獲得回数100回を達成したが、総合では2年連続の4位にとどまった。
2020-21シーズンは、コロナ禍により代表の入れ替わりが制限され、またワールドカップ札幌大会や蔵王大会が中止となったことから、遠征が男子は4か月半、女子は3か月半の長期にわたる異例のシーズンとなった。男子では、小林陵侑は序盤2桁順位が多かったが徐々に調子を上げ、優勝3回、2位2回で最終的には総合4位に浮上した。優勝回数は葛西紀明の17回を上回り、日本人男子としては最多の19勝に達した。また、佐藤幸椰は総合11位、佐藤慧一は初の開幕戦からの参戦で総合20位、中村直幹は総合34位と、それぞれ自己ベストを更新するシーズンとなった。一方女子では、高梨が好調で世界選手権前に3勝を挙げるなど、全13戦で9度の表彰台を獲得し、ヤンネ・アホネンの持つ通算表彰台獲得記録(108回)を超え109回となった[4]。世界選手権ではノーマルヒルで銅メダル、ラージヒルで銀メダルを獲得した。総合成績は高梨とニカ・クリジュナル、マリタ・クラマーが11ポイント差以内で競うの接戦の末、高梨は2位となった。また、丸山希は総合11位で自己ベストを更新した。
2021-22シーズンもコロナ禍により国内のワールドカップが実施されないままオリンピックイヤーを迎えた。男子は小林陵侑が好調を維持し、ワールドカップ総合優勝と北京オリンピック個人種目で2つのメダルを獲得した。女子は高梨がワールドカップ総合5位、オリンピックの個人ノーマルヒルは4位であった。なお、オリンピック種目に初採用された混合団体競技でのメダルが期待されたが、日本を含む有力国で女子の失格者が相次ぎ[5]、日本は4位となった。このシーズンをもって伊東大貴が引退した。 2022-23シーズンはワールドカップが国内でも3シーズンぶりに開催された。男子はこの年のサマーグランプリ優勝などの実績を上げた二階堂蓮が代表に定着した。女子は伊藤が6シーズンぶりの優勝を果たし総合8位であった。伊藤が優勝した試合では丸山が自身初の表彰台となる2位、高梨が3位と女子ではワールドカップ初の表彰台独占を果たした。高梨はこの3位が最高位でワールドカップ開始以降初めて優勝を逃すシーズンとなった。世界選手権では小林陵侑が個人ラージヒルで銀メダルを獲得した。女子は伊藤がノーマルヒル6位、丸山がノーマルヒル8位、ラージヒル6位と健闘したが、高梨は個人ノーマルヒルのみでの出場となった。 2023-24シーズンは、男子のワールドカップ国別クオータの最大数が従来の6から5に減少し(コンチネンタルカップ上位組からの加配を除く)、各国とも代表の入れ替わりが激しい年となった。日本では、小林陵侑が3度目のジャンプ週間王者となり、優勝2回、2位10回などの成績で総合2位でシーズンを終えた。この他に二階堂、小林潤志郎の3名は固定されていたが、他の2枠は中村直幹、内藤智文、竹内択、葛西、佐藤慧一が入れ替わることとなった。中でも葛西は札幌大会に国内枠で出場しながらもポイントを獲得し、その後遠征メンバーともなりさらにポイントを重ね、最年長出場、通算出場試合数といったギネス記録を更新することとなった。女子は伊藤が開幕戦を制するなど2勝し、総合4位でシーズンを終えた。 ※8位以上を記載 ※70m級:現在のノーマルヒル、90m級:現在のラージヒル.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}} 大会・種目金銀銅計 大会男子ノーマルヒル
2026年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックシーズンまで
主な成績
メダル獲得数
オリンピック個人35311
オリンピック団体1113
合計46414
世界選手権個人49619
世界選手権団体13610
合計5121229
スキージャンプ・ワールドカップ
男子個人総合2248
女子個人総合43310
フライング個人総合
Nations Cup 男子3339
Nations Cup 女子2349
その他
スキージャンプ週間個人総合4307
スキーフライング世界選手権2004
冬季オリンピック詳細は「オリンピックの日本選手団」を参照
(70m級)男子ラージヒル
(90m級)女子ノーマルヒル男子団体混合団体
1972年札幌オリンピック
日本笠谷幸生 1位
金野昭次 2位
青地清二 3位実施なし実施なし実施なし
1980年レークプラシッドオリンピック
アメリカ合衆国八木弘和 2位
秋元正博 4位
1992年アルベールビルオリンピック
フランス原田雅彦 4位4位
葛西紀明
上原子次郎
須田健仁
原田雅彦
1994年リレハンメルオリンピック
ノルウェー葛西紀明 5位
西方仁也 8位岡部孝信 4位
西方仁也 8位2位
岡部孝信
葛西紀明
西方仁也
原田雅彦
1998年長野オリンピック
日本船木和喜 2位
原田雅彦 5位
葛西紀明 7位船木和喜 1位
原田雅彦 3位
岡部孝信 6位1位
岡部孝信
斉藤浩哉
原田雅彦
船木和喜
2002年ソルトレークシティオリンピック
アメリカ合衆国船木和喜 7位5位
原田雅彦
宮平秀治
船木和喜
山田大起
2006年トリノオリンピック
イタリア岡部孝信 8位6位