新語・流行語大賞
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新語・流行語大賞
受賞対象日本の新語・流行語と関連人物
スポンサーユーキャン
開催日毎年12月1日
日本
主催自由国民社
初回1984年
最新回2023年
最新受賞者アレ(A.R.E)岡田彰布
公式サイトhttps://www.jiyu.co.jp/singo/

新語・流行語大賞(しんご・りゅうこうごたいしょう)は、自由国民社がその年1年間に発生した「ことば」のなかから選考し、その「ことば」に関わった人物、団体を顕彰するとされている2004年平成16年)より、ユーキャン新語・流行語大賞(ユーキャンしんご・りゅうこうごたいしょう)に改称している。
概要

1984年昭和59年)に創始された。毎年12月1日に発表される。なお、同日が土曜日・日曜日の場合は次の平日に発表となる。

候補となる言葉は『現代用語の基礎知識』(自由国民社・刊)の読者アンケートの結果から編集部によって選出された30語から50語が候補としてノミネートされ、その中から新語・流行語大賞選考委員会(選考委員7名)によってトップテンと年間大賞が選定される。

創始当初は、新語部門と流行語部門に分かれて、それぞれ金賞を筆頭として各賞が選ばれていたが、8回目の1991年平成3年)からは年間大賞が設けられ、11回目の1994年(平成6年)からは両部門を合わせて選定されるようになった。

@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}創始以来、実際に授与される賞で流行語大賞は存在した事がないが【あくまでも、表彰式イベントを指す名称である】、各種報道などにより「流行語大賞が発表される」という表現で記述される為、【発表されているものがすべて流行語大賞として授与される】と誤解し、【トップテンや年間大賞で分かれていることを認識していない】人も少なくない。ただ、これはトップテンに選ばれた言葉も授賞式で紹介されるため、【授賞式で紹介される言語=流行語大賞】という誤解を生む一因もある。その他にも「流行語大賞が発表される」という表現から【表彰式イベントの名称の一部である『新語』を除外して記述している】、その年に新しく生まれた『新語』のノミネート候補入りを(流行っていないから)との理由で批判する人も少なからずいる[独自研究?]。

2003年(平成15年)には通信教育大手の株式会社ユーキャンと提携し、翌2004年(平成16年)より現代用語の基礎知識選「ユーキャン新語・流行語大賞」に改称された。受賞式典の司会は元TBSアナウンサーの生島ヒロシが担当していた。2017年は元NHKアナウンサーの宮本隆治が担当した。

日本漢字能力検定協会の「今年の漢字」、第一生命の「サラリーマン川柳」、住友生命の「創作四字熟語」、東洋大学の「現代学生百人一首」と並んで、現代の世相を反映する一つの指標として取り上げられている。

だが、詳細は後述の項目に譲るものの、ノミネートされる流行語のなかには、選考委員の恣意的な判断で選ばれた文言(例:2019年)、2014年の選定を筆頭に、時の選考委員の思想や嗜好などの偏見が反映されたことを示唆する言葉(政権批判や選考委員の思想に基づいた政治的プロパガンダなど)、世論の流行語と選考された流行語の乖離(例:2015年)など、選考方法や中立性について問われること[2] や「新語・流行語大賞」という目的との乖離が起きたと思われる年(例:2016年)は激しい批判にされされることも少なくない。また、(多忙などを理由にしたケースもあるが)受賞を依頼された人物が辞退するなど影響力の低下が指摘されている[3]。「#選定をめぐる問題」を参照
歴代の受賞語

受賞者の役職は当時のもの。
年間大賞選定以前

1984年(昭和59年)から1990年(平成2年)までの受賞者一覧[4]
金賞

回年度部門金賞受賞者
1
1984年新語オシンドロームジェーン・コンドン(『タイム』フリー記者)
流行語○金・○ビ(まるきん・まるび)渡辺和博(『ガロ』元編集長・イラストレーター
21985年新語分衆近藤道生博報堂生活総合研究所社長)
流行語イッキ!イッキ!慶應義塾大学体育会
31986年新語究極雁屋哲漫画原作者
流行語新人類清原和博工藤公康渡辺久信(いずれも西武ライオンズ
41987年新語マルサ伊丹十三宮本信子
流行語懲りない○○安部譲二小説家
51988年新語ペレストロイカソロビエフ・ニコラエビッチ(駐日ソビエト連邦特命全権大使
流行語今宵はここまでに(いたしとうござりまする)若尾文子
61989年新語セクシャルハラスメント河本和子(弁護士
流行語オバタリアン堀田かつひこ土井たか子
71990年新語ファジィ三上遵太郎(松下電器産業電化研究所所長)
流行語ちびまる子ちゃん(現象)トーマス・リード(『ワシントン・ポスト』東京支局記者)

金賞以外の各賞

回年度部門賞受賞語受賞者
1
1984年新語銀賞鈴虫発言中曽根康弘第72代内閣総理大臣
銅賞スキゾ・パラノ浅田彰京都大学助手)
特別賞特殊浴場イルハン・オウス(トルコ大使館参事官)
流行語銀賞くれない族TBS金曜ドラマ『くれない族の反乱』スタッフ
銅賞疑惑文藝春秋週刊文春』編集部
特別賞千円パック森永製菓
大衆賞す・ご・い・で・す・ネッ所ジョージ
教官!堀ちえみ
21985年新語銀賞パフォーマンス石橋政嗣(第9代日本社会党中央執行委員長
銅賞NTT真藤恒(初代日本電信電話代表取締役社長)
表現賞キャバクラ新富宏(レジャラース社長)
言語戦略鈴木孝夫慶應義塾大学教授)
ネバカ諸井薫(エッセイスト)
流行語銀賞トラキチ松林豊阪神タイガース私設応援団長)
銅賞角抜き山岸一平(日本経済新聞東京本社政治部長)
大衆賞私はコレで会社をやめました三好重恭(アルマン代表取締役)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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