新明解国語辞典第八版
新明解国語辞典第八版
編集者山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博及び笹原宏之[1]
発行日2020年(令和2年)11月19日[2]
発行元三省堂[3]
ジャンル辞典[4]
国 日本
言語日本語
ページ数1,792[5]
前作新明解国語辞典第七版
公式サイト【特設サイト】新明解国語辞典第八版
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『新明解国語辞典』(しんめいかいこくごじてん)は、日本の出版社である三省堂が発行する小型国語辞典である。略称は「新明国[6][7]」。三省堂は「日本で一番売れている国語辞典」としている[8]。 1972年(昭和47年)1月24日に初版が刊行された[注 1]。言葉の持つイメージに踏み込み、ときに裏の意味まで明らかにしようとする、充実した語釈や用例に定評のある小型国語辞典。初版から編輯の主幹を務める山田忠雄のもと、独創的かつ高度な内容で高い評価を獲得した。芥川賞作家の赤瀬川原平が発表した随筆『新解さんの謎』がベストセラーとなったことから[11]、「新解さん」の愛称でも呼ばれる[12]。前身の『明解国語辞典』を含めた各版合計の累計発行部数は2200万部に上る[13][14]。また「新明解」はブランド名となっており[注 2]、三省堂の複数の辞書や学習参考書にも用いられている[16][17]。 母体となった『明解国語辞典』(明国[18])は、のちに『三省堂国語辞典』(三国[19])の主幹となる見坊豪紀が中心となって編纂された辞書である[20]。見出し語の収集・整理と執筆は見坊がほぼ独力で行い、山田は原稿の段階から校閲・助言の任に当たり、金田一春彦に依頼してアクセント表記を加えた[20]。見出しを表音式かなづかいとし、口語体で簡潔な語釈につとめた「明国」は、1943年という戦時中の物資不足のなかで発売され、コンパクトながら引きやすく分かりやすい実用的な辞書として広く受け入れられた[21][22]。
概要
沿革
成立