語と語の正しいつながり方や語順を説明する[文法]欄を新設した[87]。収載語数は77,500語以上である[88]。刊記では、山田忠雄及び柴田武並びに酒井憲二、倉持保男、山田明雄、上野善道、井島正博男及び笹原宏之を編者としているが[89]、柴田も鬼籍に入ったため、酒井、倉持及び山田明雄に上野、井島及び笹原が加わる新体制で作業が進められた[88]。倉持が「編集委員会代表」として共編者を統括、酒井と山田明雄はそれぞれの専門領域の視点から改善案を提言、上野は専らアクセント表示の修正・解説、井島は[文法]欄所載事項の選定、笹原は漢字表記に関する面に、それぞれ当たった[88]。三省堂の担当者は引き続き吉村三惠子が務め、和田徹が補佐した[88]。 刊記では、山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博及び笹原宏之を編者としている。 三省堂では小型の辞書の場合、一人の担当者で刊行までの編輯作業を担う[93]。初版から第三版までは三上幸子、第四版からは第三版の途中から加わった吉村三惠子が担当している[注 26]。第八版では吉村からの引き継ぎのこともあり、チームを組んで編輯作業にあたった[95]。
並版,B6判[注 25],2011年(平成23年)12月1日発売[90].税別3,000円,ISBN 978-4-385-13107-8[91].
第八版
並版,B6判,2020年(令和2年)11月19日発売[92],税別3,100円,ISBN 978-4-385-13078-1[5].
三省堂担当者
新明解国語辞典を扱った番組等
「ちょっと止まって右左」
東京放送(TBS)が1980年代前半(昭和50年代後半)に制作したラジオ番組『大橋照子のラジオはアメリカン』の投書紹介コーナーで、頻繁に「新明国」の語釈が紹介された[41]。
「明解さんちゃん」
東京放送が制作したラジオ番組『土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界』で、1997年(平成9年)から始まった内包番組[96]。同番組終了後は後継番組の『六輔七転八倒九十分』及び『いち・にの三太郎?赤坂月曜宵の口』の内包番組として、引き続き放送された[97][98]。