新明解国語辞典
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注釈^ 新明解国語辞典初版が発行された1972年(昭和47年)1月24日は、旧暦にすると明治104年12月9日であり、官版語彙が発行された旧暦の明治4年11月[9]から100年目となる[10]
^ 「新明解」は三省堂の登録商標である[15]
^ 「A」を引くと「B」と書いてあり、「B」を引くと「C」と書いてあり、「C」を引くと「A」と書いてある、というような状況。例えば、ある辞書で「キス」を引くと〈くちづけ。接吻〉とあり、同じ辞書で「くちづけ」を引くと〈接吻。キス〉とあり、「接吻」を引くと〈くちづけ。キス〉とある場合、これは「キス→くちづけ→接吻→キス」という換言の反復であって、語義を説明していることにはならない[32]。ただし、この語釈の在り方に関しては、「辞書は定義集ではなく、ことばを分かりやすく説明することを目的とする」ので、「客観的記述を離れても、直感的に分かる語釈であれば、それは有効だ」という意見もある[33]
^ 語尾や順序を少し変えただけで、ほぼ同じ内容のもの。例えば、ある辞書で「かがる」を引くと〈布の端が解れないように、内側から外側へ糸を回しながら縫う。〉とあり、別の辞書で「かがる」を引くと〈裁ち目などがほつれ出さないよう、内から外へ糸をまわしながら縫う。〉とあるような場合を指す。ただし、この語釈の在り方に関しては「真似されるということは信用されているということであり、すぐれた点が多いということ」であって、「いくら真似するなといってもすぐれた辞書は何らかの点で模倣されるだろう」という意見もある[34]
^ 初版の序文に「思えば、辞書界の低迷は、編者の前近代的な体質と方法論の無自覚に在るのではないか。先行書数冊を机上にひろげ、適宜に取捨選択して一書を成すは、いわゆるパッチワークの最たるもの、所詮芋辞書の域を出ない。」とある。この序文に登場する「芋辞書」と「パッチワーク」について、前者は〈大学院学生などに下請けさせ、先行書の切り貼りででっち上げた、ちゃちな辞書〉、後者は〈創意の無い辞書編輯にたとえられる。〉と説明されている。
^ 例えば大野晋は「私の印象では『新明解国語辞典』の訳語の中には、適切を欠く点がかなりあるように思う」[37]と述べており、刊行直後には〈拡大鏡〉なる人物が、「よもやこのような誤釈を与えて使用者を実験動物扱いする気ではないだろうが、こうした調子で高飛車に軽々しく辞典を作り、国語の表記を論議決定されたのでは、迷惑するのは国民であり、日本語である」[38]という皮肉を込めた批判を書いている[39]
^ 当初は編者に金田一京助・春彦父子も編者に名を連ねていた(京助は刊行前の1971年に死去)。ただし、春彦は「行き過ぎた語釈の修正を再三にわたって申し入れたが、聞き入れられなかった」ことを理由に、第四版から「編集委員」を辞している[40]
^ 斉藤洋美時代でも、大橋時代を懐かしんで語釈を紹介しネタにしていた。
^ 書中で引用されているのは、初版(第1刷)、第二版(第2刷)、第三版(第46刷)、第四版(第5刷、第22刷)である[43]
^ 例えば第四版における「動物園」の「生態を公衆に見せ、かたわらに保護を加えるためと称し、捕らえて来た多くの鳥獣・魚虫などに対し、狭い空間での生活を余儀無くし、飼い殺しにする、人間中心の施設」という記述は物議を醸し、途中から語釈が「捕らえて来た動物を、人工的環境と規則的な給餌とにより野生から遊離し、動く標本として都人士に見せる、啓蒙を兼ねた娯楽施設」に訂正された[40]
^ 例えば1984年の報道によれば、東京都立城北高等学校の社会科教員グループから「弱者について、一貫して差別、偏見の意識が流れている」とクレームが入り[46]、「老爺」「貞淑」などの老人や女性に関する記述が訂正されたという[47]
^ この中には、もと「明解」と冠していたものも含まれる。
^ 新明解国語辞典第五版の特装版は、並版に異なる装丁を施したもので、その装丁は1999年(平成11年)9月に更新されている[53]
^ a b 新明解国語辞典の大字版は、別書名「大きな活字の新明解国語辞典」となる[73]
^ 新明解国語辞典第五版のCD-ROM版は、別書名「ハードディスクで使う新明解国語辞典」となる[75]
^ 新明解国語辞典第五版の特装愛蔵版は名入れ専用商品[67]
^ 新明解国語辞典第五版の特装机上版は名入れ専用商品[67]
^ 新明解日漢詞典(: 新明解日??典)は、外語教学与研究出版社: 外?教学与研究出版社)が新明解国語辞典第五版の語釈・表記注を中国語に翻訳し出版した日中辞典[77]
^ a b c 新明解国語辞典第六版の並版、特装版及び革装版の判型は、天地177mm・左右117mmである[82]
^ a b c 新明解国語辞典第六版の並版、特装版及び革装版の発行日は2005年(平成17年)1月10日、発売日は2004年(平成16年)11月23日である[83]
^ 新明解国語辞典第六版の特装版は、並版に異なる装丁を施したものである[79]
^ 新明解国語辞典第六版の小型版の判型は、天地154mm・左右103mmである[48]
^ 新明解国語辞典第六版の大字版の発行日は2005年(平成17年)5月25日、販売会社搬入日は同年5月13日である[73]
^ 新明解国語辞典第六版の特装愛蔵版は名入れ専用商品で[85]、三省堂出版サービスから発売されたが、2007年(平成19年)9月1日からは三省堂の販売部特販課が扱った[86]
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