新国立劇場
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専属オーケストラの他、音楽監督がおらず、演奏は東フィル東響が交代で担当。但し、過去には新星日本交響楽団都響N響新日本フィルが演奏したこともある。

若い演出家を育てる目的で「小劇場オペラシリーズ」が開催されていた。

芸術監督の企画により、中劇場における演奏会形式上演、カヴァー歌手による演奏会形式上演が実施されている。

1999年から、毎年7月に「高校生のためのオペラ鑑賞教室」を実施し、2004年からは「子どものためのオペラ」の上演も行い、次代の聴衆拡大への取り組みも行っている。

開場記念公演のオペラ「建・TAKERU」は、演奏、演出上の問題から数多くの批判を浴びた。

開場記念として上演されたヴェルディ「アイーダ」(ゼッフィレッリ演出)は豪華絢爛な舞台演出であり再演が望まれていた。2003年9月、五十嵐喜芳芸術監督の退任時に再演され、2008年3月には10周年記念として公演されて記録的な成功を収めた。

2000年に、中劇場でオペラが1演目だけ上演された(バルトーク「青ひげ公の城」)。2008年度より、日本人作曲のオペラは中劇場で上演されることとなった。

2001年から2004年にかけて上演されたワーグナーニーベルングの指環」(キース・ウォーナー演出、準・メルクル指揮、東フィル、N響)は、「トーキョー・リング」として歴史的に残る舞台となった。2009年、2010年に再演された(ダン・エッティンガー指揮、東京フィル)。

2003年9月までは、日本人と外国人によるダブルキャストによる上演であったが、2003年10月以降、原則的に外国人が主役を歌うシングルキャストとなった。

2011年3月に新演出の「マノン・レスコー」が上演される予定であったが、東日本大震災の影響を受けて中止した。その後も、日程変更、キャスト変更などが相次いだ。

芸術監督

畑中良輔( - 1999年8月)

五十嵐喜芳(1999年9月 - 2003年9月)

トーマス・ノヴォラツスキー(Thomas Novohradsky)(2003年10月 - 2007年8月)

若杉弘(芸術参与/2005年9月 - 2007年8月)


若杉弘(2007年9月 - 2009年7月)

尾高忠明(2010年9月 - 2014年8月)

飯守泰次郎(2014年9月 - 2018年8月)

大野和士(2018年9月 - 現在[5]。2026年8月まで続投予定[6]

上演作品

プレミエ(新演出)の上演のみ掲載上演作品 (1997年 - 2024年)

シーズン作曲作品演出備考
開場記念
團伊玖磨建・TAKERU西澤敬一世界初演
開場記念ワーグナーローエングリンヴォルフガング・ワーグナー
開場記念ヴェルディアイーダフランコ・ゼッフィレッリ
1998/1999プッチーニ蝶々夫人栗山昌良
1998/1999モーツァルト魔笛ミヒャエル・ハンペ
1998/1999ヴェルディナブッコアントネッロ・マダウ=ディアツ
1998/1999R.シュトラウスアラベッラ鈴木敬介
1998/1999ロッシーニセビリアの理髪師ピエールフランチェスコ・マエストリーニ
1998/1999フンパーディンクヘンゼルとグレーテル西澤敬一
1998/1999ビゼーカルメングスタフ・クーン
1998/1999水野修孝天守物語栗山昌良
1998/1999J.シュトラウスこうもり寺崎裕則
1998/1999原嘉壽子罪と罰加藤直世界初演
1999/2000ヴェルディ仮面舞踏会アルベルト・ファッシーニ
1999/2000プッチーニマノン・レスコーピエールフランチェスコ・マエストリーニ
1999/2000モーツァルトドン・ジョヴァンニロベルト・デ・シモーネ
1999/2000松村禎三沈黙中村敬一
1999/2000R.シュトラウスサロメアウグスト・エヴァーディング
1999/2000マスネドン・キショットピエロ・ファッジョーニ
1999/2000ヴェルディリゴレットアルベルト・ファッシーニ
2000/2001プッチーニトスカアントネッロ・マダウ=ディアツ


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