斉藤さん_(アプリケーション)
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「斉藤さん」という名称は「“誰でもない誰か”の象徴」[8]「“何も考えずに斉藤さんに電話できたら面白い”という勢いで作った」[10]「話題になる名前にしたかった」[6]としており、社内に斉藤という名の者がいたわけでもなく「ギャグ」であると語っている[4]。開発当初はこれらのコンセプトがうまく伝わらず、App Storeの審査の際にApple側を困惑させたという[4]

通話をするとトップ画面に「斉藤」と書かれた判子マークが溜まっていく仕組みになっている。なお、判子が溜まっても特に何も起きない[1][4]。随所に見られるサイのキャラクターは「斉藤サイ造」という名前である[4]

2014年には「生中継会議」、2015年5月には「ゲーム」の機能を追加[11]。同年7月にはカラオケコンテンツとして「サイカラ」を実装し、ユードーが別途リリースするカラオケアプリ「うたカラ」を利用してレコーディングした動画を、「サイカラ」を通じて配信できる機能が搭載された[11]。2016年6月にはストリーミングによるリアルタイムのカラオケ配信が導入された[12]
利用法と利用者層

ユーザーは、自身が「斉藤さん」である場合は「斉藤さんはこちら」、それ以外の場合は「斉藤さんと話す」をタッチすることにより、無作為に選ばれた相手とテレビ電話をすることができるとしている[1][4]。実際はどちらをタッチしても特に違いは無く、本当に自身が「斉藤さん」であるか否かは特に問題ではない[6]。映像をオフにして音声通話のみにすることも可能であるほか、通話相手に対しプロフィールを公開したり10回までメッセージをやり取りする機能がある[4]

「見知らぬ誰かと一期一会のコミュニケーションを楽しむ」という趣旨のアプリであるため、1度通話した相手に再度電話をかける機能は付いておらず[4]、1度通話した相手とは2度と繋がらない[5](繋がりにくい[6])システムになっている。これにより「出会えない出会い系」と謳われている[4]。なお、通話中かメッセージ機能を用いて別途連絡先を交換することは事実上可能であり[4][13]、「出会い系サイトではないか」との批判があるほか[8]、実際に週刊誌にて「出会い系アプリ」として報じられたこともあり[14]、「斉藤さん」利用者同士によって発生した事件もある[9][13]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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