文覚
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]
^ この事件について河内祥輔は一条家・持明院家による守貞親王擁立計画に文覚が巻き込まれたと推測しているが[2]、曽我部愛はこの事件における文覚の処罰が外戚である公家よりも重かったこと、対馬への流罪もこの事件を機に後鳥羽上皇に没収された神護寺領の返還を巡るトラブルが原因とする『平家物語』の記事が事実ならば2回の配流は密接に関わっていること、承久の乱後に守貞親王(後高倉院)によって後鳥羽上皇が没取した神護寺領が直ちに返還されていることを指摘して、守貞親王擁立計画の首謀者は文覚その人であったとしている[3]。
^ 神護寺のホームページでは、元久2年(1205年)[4]。
^ 『玉葉』巻三十八 寿永二年(1183年)九月二十五日: 伝聞、頼朝、文覚聖人を以て、義仲等を勘発せしむ云々。是れ追討懈怠、並びに京中を損じるの由云々、即付件聖人陳遣云々。
^ 『愚管抄』巻六:文学ハ行ハアレド学ハナキ上人也。アサマシク人ヲノリ悪口ノ者ニテ人ニイハレケリ。天狗ヲ祭ルナドノミ人ニ云ケリ。
^ 『愚管抄』巻五: 又光能卿院ノ御気色ヲミテ。文覚トテ余リニ高雄ノ事ススメスゴシテ伊豆ニ流サレタル上人アリキ。ソレシテ云ヤリタル旨モ有ケルトカヤ。但是ハ僻事也。…四年同ジ伊豆国ニテ朝夕ニ頼朝ニナレタリケル。其文覚サカシキ事共ヲ。仰モナケレドモ…
^ 『井蛙抄』巻第六 雑談: 文学上人は西行をにくまれけり。其の故は、遁世の身とならば、一すじに仏道修行の外、他事あるべからず。数寄を立てて、ここかしこにうそぶきありく条、にくき法師なり。いづくにても、見あひたらば、かしらを打ちわるべきよし、つねのあらましにて有りけり…
^ 『源平盛衰記』巻第十九「文覚発心附東帰節女事」: 盛遠は、人の申に非ず、袈裟御前を女房にせんと、内々申侍りしを聞給はず、渡が許へ遣たれば、此三箇年人しれず恋に迷て、身は蝉のぬけがらの如くに成ぬ、命は草葉の露の様に消なんとす…
出典^ a b c 『文覚』 - コトバンク
^ 河内祥輔「朝廷再建運動と朝廷・幕府体制の成立」所収:『日本中世の朝廷・幕府体制』吉川弘文館、2007年。 ISBN 978-4-642-02863-9
^ 曽我部愛「嘉禄?寛喜年間の神護寺復興事業と後高倉王家」『年報中世史研究』第四〇号、2015年。所収:『中世王家の政治と構造』同成社、2021年。 ISBN 978-4-88621-879-7 P99-135.
^ ⇒文覚上人と神護寺 - 神護寺沿革
^ ⇒青空文庫 袈裟と盛遠 芥川龍之介
参考文献
木下順二『古典を読む 平家物語 第四章「文覚」』新版、岩波現代文庫
関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、文覚に関連するカテゴリがあります。
治承・寿永の乱
三左衛門事件
平高清
平家物語
神護寺
浄禅寺
恋塚寺
文覚堂
藤原光能
遠藤 (藤沢市)
典拠管理データベース
全般
⇒FAST
VIAF
2
WorldCat
国立図書館
アメリカ
日本
その他
IdRef
記事の検索おまかせリスト▼オプションを表示暇つぶしWikipedia
Size:21 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef