文字多重放送
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総務省による「視聴覚障害者向け放送普及行政の指針」[57]では、NHK、地上波民放・衛星放送[注釈 24]による放送は2017年度までに、7時から24時まで放送される字幕付加可能な番組[注釈 25]全てに、NHKはこれに加え定時ニュース全てと、災害などの緊急時にはできる限り全てに字幕付加することと定められている。

2024年現在、7時から24時(午前0時)台までの番組は、一部の生放送番組を除き字幕に対応しているが、25時(午前1時)台から翌朝までの時間帯は、数番組にとどまっている(地上波・関東での場合)[注釈 26]

制作経費の限られる地方局(非キー局)においては、自社制作番組で字幕放送を行う例は少ない。

着色・表現.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(一部の記号(一部の矢印、連桁付き音符))が含まれています(詳細)。

多くの番組は字幕のバックは灰色(番組や場面によっては)で画面に透かす形で文字情報を入れているが、NHKの一部番組(特にドラマやバラエティー等)やテレビ東京の一部番組、リアルタイム字幕放送ではバックを黒色(画面透かしなし)にするものも増えてきている。NHKの[いつ?]フィギュアスケート中継や水泳選手権中継ではリアルタイム字幕放送でバックを青(画面透かしなし)にしてより明るく見やすいようにしている[信頼性要検証][58]。なおワンセグ端末では、映像への字幕の乗畳は端末依存となっているため、表示方法は端末によって異なる。

一部の放送局を除き、字幕の文頭には括弧書きで発言者の名前が付与される。基本的に発言者名は初回のみ表示され、以降は画面に発言者が映っている場合に限り省略するパターンが多い(後述の色分けされた発言者を除く)。

出演者や登場人物等のセリフにはが付く場合がある(リアルタイム字幕放送及び同様の形式等を除く。但し、NHKの番組全般及び民放のスポーツ中継等では実施されている)。一例として、司会者や進行役(アシスタント役)等や主人公等のセリフの色は黄色である事が多い。また主人公等に準ずる人物等やその他等の司会者や進行役(アシスタント役)等のセリフの色は、水色緑色等が使われる事が多い[注釈 27]。また赤色桃色)等のものもあるが、使用されるのはごく一部の番組で滅多に使用されない(使用例として、日本テレビでの専用マーク、北海道テレビ放送おにぎりあたためますか』等での女性出演者等やフジテレビ系『爆笑レッドカーペット』で超新塾等のバンド・グループ等のネタやパフォーマンス等の披露時がある)。

爆発音などの効果音は多くの局では「(爆発音)」などの形で表現されるが、毎日放送制作[注釈 28]等、在阪局準キー局)制作番組や日本テレビ『それいけ!アンパンマン』、NHK Eテレの一部教育番組では「ドカーン!」など、漫画のような擬音表現が字幕として使われることがある。セリフがない場合のBGMは連桁付き音符「??」で表す場合が多いが、日テレ製作番組などで出演者が直接歌うシーンは、単なる8分音符「♪?」が主に使われている。また、携帯電話固定電話(電話が鳴るシーンにおいてはマークが点滅で表示する場合もある)・VTRテレビ無線マイクラジオなどから出る音声を表示する字幕は専用マークが使われ[注釈 29]、基本的には製作放送局が専用で使われているので、当然のように放送局毎に異なっている。さらにナレーションの台詞の字幕には〈〉で囲んであったり、人物の心の声や回想シーンの中での声は《》で囲むことがある。またTBS制作の番組の場合、人が騒がしい時は「(人が騒いでいる)」や風が強い場合は「(風が強く吹いている)」など、効果音を詳細に解説する役割もある。

ただし、地上波で放送した番組を他のBS・CS局(BSよしもとアニマックス等)で放送する際には、チャンネルによっては地上波とは別の字幕素材を使用しており、字幕の表現も変更されている場合がある。また、CSチャンネルによっては効果音の表示がない場合もある。

前述の通り、字幕の文字には台詞の主によって黄色・水色・緑色等の色分けが施される場合が殆どだが、必ずしも全ての番組でそれが適用されているとは限らず、色分け自体が行われない番組も存在する。基本的に黄・青・緑等はその番組のレギュラー出演者(登場人物)に使われるが、一部の番組ではその回のゲスト出演者に字幕の着色をなされたりする(日本テレビ系『アナザースカイII』など)。一つの番組において色が付けられるレギュラー出演者は基本的に固定されているが『探偵!ナイトスクープ』(一部のネット局では字幕無しで放送)など、レギュラー出演者の中でコーナー進行役が入れ替わる番組には進行担当に応じて台詞に色を付けるといったものも存在する。この他、ナレーションに色が付けられる番組もある(フジテレビ系『ちびまる子ちゃん』)。特殊な例では『トリビアの泉』など、特定の効果音に対して色が付けられる番組もある。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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