文字多重放送
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『ハミング』のCM除く)[49]、『世界遺産』(TBS系列、キヤノンの一社提供番組[注釈 19])、『日曜劇場』(TBS系列、スポンサーに連なった東芝のみ)、『未来の起源』(TBS系列、JSRの一社提供番組、BS-TBSでも実施)[50]、『奇跡の地球物語?近未来創造サイエンス』(テレビ朝日系列、キヤノンの一社提供番組・番組終了)、『?世界にひとつ?ミラクルレシピ![51]→『ごはんジャパン』(テレビ朝日系列、味の素の一社提供番組(『グリナ』等一部CMを除く))、『サザエさん』(フジテレビ系列、スポンサーに連なった東芝[注釈 20](2018年3月スポンサー降板)と日清食品のみ)、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系列、9時台のスポンサー[注釈 21]・2020年10月?)などがある。また、2015年4月5日にTBS系列で放送された改編期特番『テレビ史を揺るがせた100の重大ニュース 今夜一挙公開』では、本編中のCMで字幕放送を行った。

2014年6月24日、字幕つきCMの普及を目指している総務省の検討会は、取り組みの目標や時期を盛り込み、行程表の案をまとめた。それによると、同年秋をめどにテレビ局や広告主の企業、広告会社の3つの業界団体で「普及推進協議会(仮称)」をつくり、情報を共有したり課題を話し合い、またすでに始めている試験放送も広めていくとしている。現状は主に一社提供の番組で行っているものを、複数提供番組でも字幕つきCMの試験放送を始めるよう提言。またテレビ局には、設備改修の際には字幕つきCMにも対応できるよう求めた[52]

2021年8月の時点で主に東名阪のテレビ局が制作している番組において字幕付きCMの放送を行っているが、対応設備の整備が進んだことを受けて、同年10月からは字幕付きCMの放送が可能な対象番組を全国の各テレビ局(BSデジタル民放5局を含む)が制作している番組に拡大することを同年8月に発表した[53]。その後、2022年10月からネットワークセールス枠ローカルセールス枠スポット枠の全放送枠において、字幕付きCMの導入を開始することを同年8月に発表した[54]。また、字幕付きCM普及推進協議会のスポットCMでも、一部放送局では、字幕放送を行っている。


実態

民放では本放送(制作局)が字幕放送対応番組であっても、地方局や系列BS局での遅れ放送や再放送では字幕放送は実施されない場合もある。字幕データは映像と別に管理されていることと、字幕製作会社との契約上、遅れ放送・再放送時も字幕の使用料を支払わなければいけないため。逆に、地上波放送や初回放送当時に字幕放送が無かった番組でも、CSやNHKなどでの再放送で、字幕放送を行う番組
[注釈 22]がある。

日本で一般に字幕放送と呼ばれる日本の規格では、音声が出る前に字幕情報を伝送する必要があり、また漢字かな混じり文は速記するのに向いていないことから、初期の字幕対応番組は一部のアニメ時代劇などに限られていた。

その後、1997年に放送法が改正され、字幕付き放送[注釈 23]を増やすことに関する努力規定が盛り込まれ、スローペースではあるが字幕放送対応番組は増えている。

NHKが音声を直接文字情報に変換する技術を開発し[55]、2000年3月27日ニュース番組リアルタイム字幕を付加し始めたのを皮切りに、民放局においてもニュース番組へのリアルタイム字幕が一部で加えられている。

地上デジタル放送用のテレビ受像機では、字幕放送表示機能を標準装備しており[56]、アナログ放送のそれのように専用のチューナーを必要としない。

総務省による「視聴覚障害者向け放送普及行政の指針」[57]では、NHK、地上波民放・衛星放送[注釈 24]による放送は2017年度までに、7時から24時まで放送される字幕付加可能な番組[注釈 25]全てに、NHKはこれに加え定時ニュース全てと、災害などの緊急時にはできる限り全てに字幕付加することと定められている。

2024年現在、7時から24時(午前0時)台までの番組は、一部の生放送番組を除き字幕に対応しているが、25時(午前1時)台から翌朝までの時間帯は、数番組にとどまっている(地上波・関東での場合)[注釈 26]

制作経費の限られる地方局(非キー局)においては、自社制作番組で字幕放送を行う例は少ない。

着色・表現.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(一部の記号(一部の矢印、連桁付き音符))が含まれています(詳細)。

多くの番組は字幕のバックは灰色(番組や場面によっては)で画面に透かす形で文字情報を入れているが、NHKの一部番組(特にドラマやバラエティー等)やテレビ東京の一部番組、リアルタイム字幕放送ではバックを黒色(画面透かしなし)にするものも増えてきている。NHKの[いつ?]フィギュアスケート中継や水泳選手権中継ではリアルタイム字幕放送でバックを青(画面透かしなし)にしてより明るく見やすいようにしている[信頼性要検証][58]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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