かつては独自放送が行われていた関係で、主に大都市圏の放送局では「JO○○-TCMx」(xは独立系事業者が放送を行う場合に付与される連番。以下同じ)というコールサインが付与されていた。
その後、放送法改正で字幕放送が「本来業務」に加えられ実質義務化された関係で、字幕放送分のコールサインは本体に包含され、それ以外の独立データ放送部分のコールサインが「JO○○-TDMx」と改められた。このとき、字幕放送のためだけにTCMコールサインを取得していた放送局はコールサインが廃止された。
2011年7月24日(宮城・岩手・福島は2012年3月31日)の全国地上アナログ放送終了に伴い、TDMコールサインは全廃された。なお、デジタルテレビ放送は字幕も独立データも最初から含まれているため、独立したコールサインは無く全て「JO○○-DTV」でまとめられている。 文字多重放送の英名(teletext)。一般にはテレビ放送に多重される文字多重放送の事を指す。日本では「文字放送」と同義語として使われるが、ヨーロッパでは「文字多重放送」と同義語として使われる事が多い。 ただ地上デジタル放送が始まってからは、それに対応するデータ放送への移行などから、字幕放送以外の独立番組が相次いで終了した。因みに、かつて海外向け国際放送のNHKワールドで放送されていた「NHK文字ニュース」は、地上アナログ放送の901#(ヘッドライン)と902#で放送されている内容が、BGMを加えた上でそのまま放送されていた(2007年度いっぱいで事実上終了)[注釈 5]。 海外の文字放送サービス国名サービス名運用機関
海外における実施
テレテキスト
イギリスCeefax
Oracle
字幕放送のこと。狭義には北アメリカで行われている字幕放送を指す。詳細は「クローズドキャプション」を参照 NHKによって開発された、FM文字多重放送技術(DARC=Data Radio Channel)、その受信端末であるパパラビジョン、パパラジーコムについて本項で扱う。 「見えるラジオ(見えラジ)」という愛称で、エフエム東京(TOKYO FM)が1994年10月1日に開始したのを始めとしてJFN系列のラジオ局が用いて放送していた。わかりやすい愛称で全国的に展開されたため、FM文字多重放送一般を指す言葉として用いられる事があるが、TOKYO FMの登録商標(第4005056号)である。1画面は全角15文字×2行で、ラジオ番組と連動した番組情報、ニュースや交通情報などの独立情報、緊急時の緊急情報が見れた。 TOKYO FM・JFN系列では、AIR-G'を除き2014年3月31日を以てサービスを終了し[37]、その後もJR車内向け等に唯一放送を続けていたAIR-G'も2016年9月30日をもってサービスを終了した[38]。これについてTOKYO FMは「近年のインターネット環境の浸透で、携帯電話などで様々な情報を見ることができるようになり、見えるラジオの役割を果たし終えるのが妥当と考える」としている。 JFN系列以外のFM放送局においても実施された実績がある。
FM文字多重放送
概要
運用
NHKは1996年3月に全国8つの基幹局(関東・東海・近畿)で開始したが、ワンセグで情報が得られる様になったこと、地上デジタル音声放送実用化試験放送が始まった(2011年3月31日終了)こと、また、受信料収入減少による経費削減などの理由により2007年3月31日に終了することが決定したため、他の地域では実現しないまま終了を迎えた。
J-WAVEは「アラジン」という名称を用いていた(2010年9月30日終了)。
Size:167 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef