文化放送
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上記の名称は、A&G関連番組のプロデューサー、A&G事業部の部長、専務などを歴任した片寄好之(特別顧問)が考案した[42]。編成局長の太田は前日付で編成局長を退任したが、アナウンス職を兼務したまま、局長級の待遇でコミュニケーションデザイン局のエグゼクティブ・プロデューサーに異動。

吉田照美のやる気MANMAN!』など多数の番組でディレクターを務めた後に、前年(2020年)12月から社長に就任していた斉藤清人は、役員削減を「『このまま立ち止まっていてはいけない』という危機感の下で、局・室長の責任・権限を明確に定めながら、意思決定のスピードアップを図った」[43] 、編成局をコミュニケーションデザイン局に改称することは「ラジオ局には令和時代に入ってから、『番組』というコンテンツを作るだけではなく、『編成』という概念の少ないインターネットなどの世界に番組を広げていくことが問われている。放送局にとって忘れてはならない、捨ててはならない『編成』(という業務)を心に残しながら、放送局の心臓部であることを意味する『編成』という言葉をあえて乗り越えてでも、リスナーや出演者とのコミュニケーションを『デザイン』するという(方向性)を選択した」[42]と述べた。



2022年(令和4年)

3月31日 - 財団法人日本文化放送協会による開局から、この日で70年に到達。 例年「開局記念日」として特別番組を編成しているこの日から、4月3日までの7日間を「開局70周年ウイーク」に設定した。さらに、「開局70周年」を記念した特別番組として、期間中(3月31日の22時から4月3日の20時まで)に『開局70周年 もっと一緒に!文化放送リスナー大感謝スペシャル「きっかけはラジオ」』を延べ70時間にわたって放送した[44]

この特別番組では、往年の人気番組を復活させる企画を相次いで編成。その一つとして、4月3日の14時から16時まで放送された『吉田照美のてるてるワイド』では、「入社前(中学・高校時代)は『てるてるワイド』のヘビーリスナーで、文化放送に入社するきっかけを与えた番組だった」と公言している斎藤が、前述した制作畑での経験を背景に、現職の社長としては初めて総合プロデューサーを務めた[45]



2023年(令和5年)

6月1日 - ウクライナの出身で、和歌山大学へ留学中の2022年に文化放送でインターンを経験していたパーダルカ・オリハを、契約社員(記者)として採用したうえで報道スポーツセンターに配属。日本以外の国・地域の出身者を文化放送が社員として採用することは「開局以来初めて」とのこと[46]で、本人は入社後に『オリハの今まで知らなかったウクライナ』(ポッドキャスト限定の音声コンテンツ)へ出演している。

7月1日 - 社内組織を改編。2021年の大規模な組織再編で誕生した部署(前述)の名称が「分かりにくい」との指摘を設置当初から受けていたことを踏まえて、「総務局」(総務部・財務部・技術システム部を管轄)「コンテンツ局」(報道スポーツセンター・制作部・デジタルソリューション部・A&G事業部などを管轄)「メディアビジネス局」(営業部・営業推進部・ネットワークソリューション部・関西支社を管轄)「経営戦略室」から成る3局1室体制に改めたほか、「編成部」をコンテンツ局傘下の部署として2年振りに復活させた。その一方で「アナウンス部」(2014年1月から制作局→放送事業本部内の編成局→コミュニケーションデザイン局内に設けられていた「アナウンスルーム」)が廃止されたため、スポーツ中継を担当せずに「アナウンス部」へ所属していたアナウンサーは、主な担当番組に応じてコンテンツ局の制作部に異動している[47]

7月10日 - 「アナウンス部」の廃止を受けてこの日に社内で開かれた懇親会へ(当時在籍していた)12名のアナウンサーのうち10名が参加したところ、6名が新型コロナウイルスへ感染したことが、13日から15日にかけてのPCR検査で相次いで判明。感染が確認された6名は無症状か軽症であったものの、1週間前後の隔離療養を求められたため、レギュラーで担当していた5つの生放送番組では代役を急遽立てるなどの措置が急遽講じられた[47]

上記の事態を受けて、社長の斎藤は、18日の定例記者会見で当該番組の関係者やリスナーに謝罪。感染症関連の国内法における新型コロナウイルスの分類が(季節性インフルエンザなどと同等の)「五類感染症」へ移行した5月8日(月曜日)以降も、アナウンサー全員に社内や放送用ブースでのマスク着用を徹底させていることを明言したうえで、「(前述した)懇親会でクラスターが発生した可能性がある」との見解を示した[48]



2024年(令和6年)

4月1日 - 有料会員制総合配信プラットフォーム「QloveR(クローバー)」のサービスを開始(一部は無料のサービスもあり)。


放送局概要
演奏所

本社
演奏所:〒105-8002 東京都港区浜松町1丁目31番地(文化放送メディアプラス

5:00基点の24時間放送原則月曜 2:00 - 5:00(日曜深夜)は放送休止。スペシャルウィーク聴取率調査期間)中は、日曜も24時間放送を行う場合がある。どの放送局でも24時間放送を行う場合、毎日基点の午前5時前には区切りとして、オープニングがあるが(コールサインや周波数、出力を告げる)、同局のオープニングは月曜5:00の休止明けの放送開始時のみ。第1週の日曜深夜の放送終了後、緊急警報放送の試験信号放送を実施。ただし、第1週の日曜深夜が24時間放送を行う場合、第2週の日曜深夜に振り替えて実施する。

送信所

呼出符号(コールサイン):JOQR

呼出名称(コールネーム):ぶんかほうそう

周波数:1134kHz

空中線電力(出力):100kW

川口送信所文化放送川口送信所(旧: 社団法人日本放送協会新郷ラジオ放送所 → 女子パウロ会修道院、2019年撮影)川口送信所のアンテナ(2019年撮影)川口送信所のアンテナ支線アンカー(2016年撮影)


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