教会旋法
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

教会音楽ではギリシア名は一般に使用されず、主に番号を用いるが、現代の音楽理論の教科書ではギリシア名が主に用いられている[1]
現代における教会旋法の利用

ジャズにおいて、1960年代頃から、教会旋法が利用されるようになってきた。第一は、あるコードにおけるアベイラブル・ノート・スケールとしての利用法である。第二は、モード(旋法)を調としてとらえ、その上でフレージングを行ったり和声を構成したりする利用法である。第二の利用法では、各旋法の主音特性音とが重視される。

以下の教会旋法が用いられている。

ドリアン Dorian

フリジアン Phrygian

リディアン Lydian

ミクソリディアン Mixolydian

エオリアン Aeolian

ロクリアン Locrian

現代において教会旋法が用いられるのは、従来の狭義の調性、つまり長調と短調とによる音楽からの脱却を目的としている。このため、アイオニアン Ionian はあまりにも従来の調性である長調を感じさせるので、用いられない。

名称♯や♭が付かない表記ハ調における表記
アイオニアン
ドリアン
フリジアン
リディアン
ミクソリディアン
エオリアン
ロクリアン

脚注^ 『グラウト/パリスカ 新 西洋音楽史〈上〉』 音楽之友社、86頁。

関連項目

旋法

外部リンク

MAB音楽資料室 教会旋法










西洋音楽における旋法
教会旋法

主格

ドリア旋法 - フリギア旋法 - リディア旋法 - ミクソリディア旋法
変格

ヒポドリア旋法 - ヒポフリギア旋法 - ヒポリディア旋法 - ヒポミクソリディア旋法

その他

イオニア旋法 - ヒポイオニア旋法 - エオリア旋法 - ヒポエオリア旋法 - ロクリア旋法 - ヒポロクリア旋法
ディアトニック

Ionian (I) - Dorian (II) - Phrygian (III) - Lydian (IV) - Mixolydian (V) - Aeolian (VI) - Locrian (VII)
マイナー

Melodic minor (I) - Dorian ♭2 (II) - Lydian Augmented (III) - Lydian Dominant (IV) - Mixolydian ♭13 (V) - Locrian ♮2 (VI) - Altered (VII)

典拠管理データベース: 国立図書館

ドイツ


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:12 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef