政権公約を実現する会
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5月25日には牧野聖修が、6月7日には五十嵐文彦がグループを離脱し、全盛期には約50人いた会合のメンバーはこの時点で30人にまで減少した[29]。一連の騒動で自身の求心力の低下に衝撃を受けた鳩山は自らが会長に復帰するとともに[28][27]、小沢に近い松野頼久を幹事長に据えて小沢シフトを鮮明にした[30]

8月26日に菅が辞意を表明すると、続く8月の代表選ではグループから海江田が出馬するが、大畠や中山らは鹿野道彦を支持して分裂した。さらに、決選投票では鹿野支持派が野田佳彦を支持したことで海江田が敗北した。大畠らはそのまま素交会(鹿野グループ)を立ち上げ、グループの分裂・縮小が決定的になった[31]

11月2日、小沢鋭仁グループを結成して鳩山グループを離脱していた小沢鋭仁、大谷信盛らが、小沢鋭仁グループの活動の継続を条件として鳩山グループに復帰した[32][33]

2012年1月の内閣改造平野博文文部科学大臣に任命され、平野はその際の一部報道で鳩山グループ所属と報じられたが、鳩山グループ事務局からメンバーではないとの見解が示された[34]

6月の消費増税法案の衆院採決では鳩山ら数人が造反に動き[35]、鳩山は党員資格停止6か月、その他は党員資格停止2か月などの処分を受けた[36]。「三党合意」も参照

9月の代表選では野田再選阻止に動き[37]原口一博に推薦人を出したが[38]、結果は野田の圧勝に終わった。

12月の第46回衆議院議員総選挙に鳩山は出馬せず、メンバーの大半が落選し、議員グループとしては事実上消滅した[39]
解散[ソースを編集]

2013年に鳩山は民主党を離党[40]。その後も政治団体としての「政権公約を実現する会」は休眠状態のまま残っていたが、2020年3月31日に解散が届け出られた[41]。残金200万円は鳩山由紀夫が理事長を務める東アジア共同体研究所に引き継がれた。
解散時の構成[ソースを編集]
衆議院議員


高木義明[注 1](8回、比例九州

吉田泉[注 2](4回、比例東北

古本伸一郎[注 3](4回、愛知11区

三日月大造[注 4](4回、比例近畿

福田昭夫[注 5](3回、比例北関東

鷲尾英一郎[注 6](3回、比例北陸信越

参議院議員


直嶋正行(4回、比例区

小川勝也[注 7](3回、北海道

平田健二(3回、岐阜県

高橋千秋(3回、三重県

柳田稔[注 1](3回・衆院2回、広島県

山根隆治(2回、埼玉県

鈴木寛[注 8](2回、東京都

榛葉賀津也[注 9](2回、静岡県

芝博一[注 10](2回、三重県)

尾立源幸[注 11](2回、大阪府

辻泰弘(2回、兵庫県

前川清成[注 12](2回、奈良県

岩本司(2回、福岡県

大久保勉(2回、福岡県)

小林正夫[注 1](2回、比例区)

柳澤光美(2回、比例区)

藤田幸久[注 13](1回・衆院2回、茨城県

一川保夫(1回・衆院3回、石川県

樽井良和[注 14](1回・衆院1回、比例区)

藤谷光信(1回、比例区)

解散以前の在籍者[ソースを編集]
衆議院議員[ソースを編集]

岡田克也

伴野豊 - 2010年10月4日、青山会設立に参加。

松原仁 - 2010年12月14日、雄志会設立に参加。

大島敦 - 2011年8月31日、素交会設立に参加。

牧義夫 - 2012年7月に民主党除籍。

海江田万里 - 後にサンクチュアリに移籍。

川内博史 - 第46回衆議院議員総選挙落選後に離脱。

参議院議員[ソースを編集]


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