擬声語
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ガチガチ(に)

きつきつ (に)

あっぷあっぷ

ぐずぐず

ぴんぴん

ぴくぴく

バタバタ

ほろほろ

ほいほい

ぼよぼよ

よろよろ

よぼよぼ

へなへな

しとしと - 水の滴る様。

ざーざー(と)- 雨が強く降る様子。

ちゃぷちゃぷ

もくもく

ぎゅっ(と)

ぞっ(と)

かっ(と)

ぽっ(と)

ぼーっ(と)

ぱくぱく、ぱくり(と)

ふわふわ

ほんわか

がりがり

ギジギジ

ぎちぎち

シャリシャリ

くるくる

ツルツル

さらさら

うらうら

わらわら - つぎからつぎへと多く

どんどん - 太鼓の音、あるいは物事が順調に進む様

どろどろ - 粘り気のある液体が流れる様。

どろんどろん(と)

ひょうひょうと

ふにゃふにゃ(と)

ぴょんぴょん(と) - はねる様

ひゅーひゅー(と)- 風が吹き抜ける様

ひょい(と)

ぽいっ(と)- ものを放り投げる様。

りん(と)

すかすか

ちょうど - 「丁度」は当て字で、元来はに収まる擬態語、または擬音語。

しいん/しーん - 静寂。漢語由来の「しんしん」(深々、森々、沈々)や、それが変化した「しんと」が由来とされるが、生理的耳鳴りの擬音語であるとする説もある。

◯ぶ◯ぶ - 山口仲美は、歴史的に、この形の擬音語・擬態語(がぶがぶと・ざぶざぶと、など)はどれも水分に関係のある音や状態をうつした語であることを発見した[12]

日本語の擬声語

言語学ではオノマトペの研究は立ち遅れた分野であったが、それはオノマトペが日常的で格式に欠けるとか、子供じみた幼稚なことばであるといった先入観や偏見によるためではないかと思われる[13]。しかし1980年代から、田守育啓、ローレンス・スコウラップ、浜野祥子らにより日本語でのオノマトペ研究は飛躍的に発展した。それ以前にも金田一春彦[14]、西尾寅弥らによる研究などがあった。
諸言語における擬態語

英語圏における東南アジア言語の研究では、expressivesという術語が、日本語学における「擬態語」に相当するものとして用いられてきた[15]。同様の現象は通言語的に見られ、英語圏ではイデオフォン (en:Ideophone) と総称されている[16]

以下は中部アフリカで話されるバヤ語における擬態語の例である[17]

?o?o?o 「雷」

zananana 「赤々と燃える火」

selele「完全な静寂 (しーん)」

参考文献

金田一春彦著、浅野 鶴子編 『擬音語・擬態語辞典』角川小辞典〈12〉、角川書店、1978年、JAN 9784040612003

改田 昌直・クロイワ カズ 画、『リーダーズ英和辞典』編集部編、松田徳一郎監修、『漫画で楽しむ英語擬音語辞典』研究社、1985年、ISBN 978-4767432007

のちに『マンガで楽しむ英語擬音語辞典 <新装コンパクト版>』研究社、2007年、ISBN 978-4767432014


山口仲美『ちんちん千鳥[注釈 4]の鳴く声は―日本人が聴いた鳥の声』大修館書店、1989年、ISBN 978-4469220674

のちに文庫化。講談社学術文庫、2008年、ISBN 978-4062919265


佐々木健一監修 佐藤信夫・松尾大・佐々木健一著 『レトリック事典』 大修館書店、2006年、144-154頁。ISBN 9784469012781

文部省・日本言語学会日本英語学会編 『学術用語集 言語学編』 日本学術振興会、1998年、30、334頁。ISBN 9784818195066

筧寿雄・田守育啓 『オノマトピア -擬音・擬態語の楽園-』 勁草書房、1993年、序に代えて1-4頁。ISBN 9784326152865

山口仲美・佐藤有紀 『「擬音語・擬態語」使い分け帳』 山海堂、2006年、2-3頁。ISBN 9784381086273

小野正弘編『擬音語擬態語4500 日本語オノマトペ辞典』小学館、2007年、 ISBN 978409504174-2

浜野祥子『日本語のオノマトペ-音象徴と構造』くろしお出版、2014年、ISBN 978-4874246238

角岡賢一『日本語オノマトペ語彙における形態的・音韻的体系性について』くろしお出版、2007年、ISBN 978-4874243862

Hisao Kakehi, Ikuhiro Tamori, Lawrence Schourup "Dictionary of Iconic Expressions in Japanese" Walter de Gruyter 、1996年、ISBN 978-3111774619

Shoko Hamano, "The Sound-Symbolic System of Japanese" The Center for the Study of Language and Information Publications 、1998年、ISBN 978-1575861449

豊島美雪&こそっと関西オノマトペ研究会編『キュッと曲がって90度!』(関西オノマトペ用例集)組立通信、2010年、 ISBN 978-4-903831-03-9


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