操縦
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(飛行機の)操縦とは、その時の飛行機の状態を、自分が(つまりパイロットが)望む最良の状態にもってゆくことを言う[7]。こう説明しなければならない理由がある。例えば、飛行機を右に傾けるにはパイロットの前にある操縦桿を(民間機の場合、回転式のハンドルタイプなので)右に回せばよいのだが、操縦桿をずっと右に傾けていればいいというものではない[7]。操縦桿の傾きに反応して飛行機が右に傾いてゆくので、傾きがちょうど良い程度になったら操縦桿の位置を戻す必要がある[7]。ある傾きを保ったままにするために必要な操縦桿の傾きは、その時々の飛行機の傾きによって異なる[7]。また例えば飛行機の機首を上げるには操縦桿を引き、飛行機の機種を下げるには操縦桿を前方に(パイロットの身体から離れる方向に、「向こう側」に)押せば良いのだが、これも引き続けたり押し続ければいいというようなものではなく、機首の角度がちょうど良い角度になった段階で、その角度を保つ程度に操縦桿を戻してやらなければならない[7]

飛行機の操縦で大変なのは、上記のような様々な要素が、単独にあるのではなく、連動していることである[7]。たとえば、飛行機の左右の傾きが大きくなればなるほど機首は勝手に下がろうとする[7]。例えば高度を変えずに旋回しようとするならば、左右の傾きが大きければ大きいほど、それに応じただけ操縦桿も引き寄せなければならない[7]。また、エンジンの出力を上げると機首は勝手に上がろうとするし、逆に出力を下げると機首は下に下がろうとする[7]。また、低速飛行時に高揚力を発生させるための装置 フラップも、これを操作するとやはり機首が勝手に上下する[7]。こんな調子で、パイロットは、飛行機のエンジンやフラップを操作するたびに機首の勝手な動きを抑えるように操縦桿を操作しなければならないのである[7]。詳細は「操縦 (飛行機)」を参照@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .mod-gallery{width:100%!important}}.mw-parser-output .mod-gallery{display:table}.mw-parser-output .mod-gallery-default{background:transparent;margin-top:.3em}.mw-parser-output .mod-gallery-center{margin-left:auto;margin-right:auto}.mw-parser-output .mod-gallery-left{float:left;margin-right:1em}.mw-parser-output .mod-gallery-right{float:right}.mw-parser-output .mod-gallery-none{float:none}.mw-parser-output .mod-gallery-collapsible{width:100%}.mw-parser-output .mod-gallery .title,.mw-parser-output .mod-gallery .main,.mw-parser-output .mod-gallery .footer{display:table-row}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div{display:table-cell;text-align:center;font-weight:bold}.mw-parser-output .mod-gallery .main>div{display:table-cell}.mw-parser-output .mod-gallery .gallery{line-height:1.35em}.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div{display:table-cell;text-align:right;font-size:80%;line-height:1em}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div *,.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div *{overflow:visible}.mw-parser-output .mod-gallery .gallerybox img{background:none!important}.mw-parser-output .mod-gallery .bordered-images .thumb img{outline:solid #eaecf0 1px;border:none}.mw-parser-output .mod-gallery .whitebg .thumb{background:#fff!important}

滑走路に近づくために左へ旋回中。機体の状態は刻々と変化する。パイロットはそれに対応する。

画像左端のパイロットが操縦している状態。眼は窓の外や計器を見て自機の状態などを把握。耳にはヘッドセットをつけ、管制官などとの交信を行う。手は操縦桿を握る。足はペダルを操作する。(NOAA所属機にて)



船舶詳細は「操船術」を参照

船の場合は、操船(そうせん)とも言い、軍用の船及び自衛艦である艦艇を操縦することは操艦(そうかん)とも言う。




操縦・運転に関する免許

動力車操縦者運転免許(鉄道車両の運転資格)

日本の免許の分野別一覧も参照。
関連項目1

操作 - 操縦 - 操縦士

運転士 / 運転手

オペレーター

コックピット / 操縦席 / 操縦桿

オートパイロット(自動操縦装置)

他者の操縦

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他者の操縦 関連項目

奴隷


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