携帯電話ゲーム
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1997年6月14日バンダイは『たまごっち』内蔵のPHSである「たまぴっち」を発売した。この機種は、メール機能を用いてキャラを別の端末へ配信することが可能であった[4]

同年12月、ノキアの携帯電話端末であるNokia 6110(英語版)に『ヘビゲーム』がプリインストールされた[5][6]。同ゲームは、赤外線通信により対戦プレイを行うことが可能であった。
各通信会社による簡易Webプラットフォームの提供 (1999年)

1999年より各通信会社が簡易Webプラットフォームの提供を始め、これによって携帯電話ゲーム向けのブラウザゲームが登場した[2]。1999年2月22日NTTドコモは「iモード」サービスを開始し、同年4月14日DDIセルラーグループ (現:KDDI沖縄セルラー電話) は「EZweb」サービスを開始し、同年12月10日J-PHONE (現:ソフトバンクモバイル)は「J-Skyウェブ (現:Yahoo!ケータイ)」サービスを開始した。

2000年3月にはゲームメーカーハドソンがiモード向けにゲーム配信サービスを開始した[7]

また、2000年7月には携帯ゲーム機 ワンダースワンを携帯電話に繋げて情報サービスを利用するためのモバイルワンダーゲートが登場した[8]。翌8月にはよりメジャーなゲームボーイカラーでも同様のモバイルアダプタGBが発売される予定となっていたものの延期となり[9]、こちらは翌2001年に登場となった[10][9]
Javaアプリの登場と3Dゲームの登場 (2001年)

2001年、各通信会社がJavaアプリプラットフォームを提供し、Javaアプリによる携帯電話ゲームが登場した。同年1月26日、NTTドコモは「iアプリ」サービスを開始し、同年6月22日、J-PHONEは「Javaアプリ (現:S!アプリ)」サービスを開始し、同年7月4日au (現:KDDI・沖縄セルラー電話)は 「ezplus (現:EZアプリ (Java))」サービスを開始した。

iモード向けにゲームを配信していたハドソンも503iシリーズの発売にあわせてiアプリ対応コンテンツサービスを開始した[7]

同年、スパイシーソフトはアプリ流通サイトの「アプリ★ゲット」を開始し、その後、スパイシーソフトとベクターは合弁会社のスパイシー・ベクターを設立してその事業を移管した[11]。スパイシー・ベクターはInfoseekYahoo!などの大手ポータルサイトと提携を行った[12][13]

同年3月、エイチアイは3DミドルウェアのMascotCapsuleの提供を開始し[14]、携帯電話に採用されていった[15][16]。MascotCapsuleは「リッジレーサー」のモバイル版 (ナムコ) や『電車でGO! 3D』(タイトー)などの初期の3D携帯電話ゲームに使われた[17]。また、2002年には、MascotCapsuleの対抗として三菱電機のZ3Dグラフィックスエンジンが登場し[18]、それに向けて『どこでもチョコボ』 (スクウェア)や『サイキックフォース?EPISODE ONE?』 (タイトー)[19][20]などのゲームが登場した。
タッチスクリーン採用のSymbianスマートフォンの登場 (海外、2000年).mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節の加筆が望まれています。

海外において、2000年、Ericssonはタッチスクリーン採用のSymbianスマートフォンであるEricsson R380(英語版)を発売し[21]Nokiaはタッチスクリーン採用のシリーズ80(英語版)のSymbianスマートフォンを発売した[21]

2002年、Sony EricssonSymbianスマートフォンとして、ソフトウェアプラットフォームにタッチパネルベースのUIQを採用するSony Ericsson P800(英語版)を発売した[21]。UIQ向けのソフトウェア開発に必要なUIQ SDKはWeb経由で無料に提供された[22]ため、非公認アプリの開発が盛んとなった。2003年、PC向けFPSゲーム『Doom』がSony Ericsson P800に移植され、『EDoom for the SonyEricsson P800』としてリリースされた (操作はスタイラスによる)[23][24]

モバイル向けの3Dゲームエンジンも登場した。2002年、FathammerはSony Ericsson P800等に向けて、モバイル向け3DゲームエンジンのX-Forge 3Dをリリースし[25]、2003年、Synergenix Interactiveもモバイル向け3DゲームエンジンのMophunをリリースした[26]。しかし、これら初期の3Dゲームエンジンは、ソフトウェアレンダリング技術に依存していた[27]

日本では、唯一2005年にUIQ採用Symbianスマートフォンのモトローラ M1000がドコモから発売されたものの、テンキーが無い機種であったため、スマートフォンではなく「PDAのような携帯電話」として扱われてしまった[28][29]ほか、M1000の後継機はWindows Mobileベースとなってしまった[30]
SDカード対応機種及び大作アドベンチャーゲームの登場 (2002年)

2002年3月、携帯電話としては初の外部記憶媒体SDカード対応の機種「J-SH51」が登場し[31]、同年4月には人気ホラーアドベンチャーゲーム「かまいたちの夜」の移植版『かまいたちの夜mini』(チュンソフト)がSDカードへの保存に対応する形で登場した[32][33]


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