提供クレジット
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テレビ朝日「ニュースステーション報道STATION」(2020年第一四半期現在スポーツコーナーをのぞく)、フジテレビ「プロ野球ニュース」(1988年3月まで[注 28])はネットスポンサー各社は30秒のCM提供であっても、60秒扱いでクレジットされている。2014年までは、朝日放送(当時)制作の「新婚さんいらっしゃい!」でも、番組出場者にプレゼントとして商品提供している会社は提供秒数に関係なく上記の90秒以上扱いで提供読みされていたが、現在は他番組と同様の扱いとなっている。

TBSテレビのゴールデンタイムプライムタイム枠の一部など、冠スポンサー的に提供したり、カラーバックの字幕に加え、薄いホワイトバックの「じゅうたん」で表示するものがある(日曜劇場A-Studioなど)。また、日本テレビでも全番組で同様にじゅうたんが使われる事がある。

アニメ番組ではUHFアニメ(特に深夜アニメ)では筆頭提供番組が徐々に増えてきており、角川文庫の近作・「〈古典部〉シリーズ」のアニメ化作品『氷菓』は全国放送の衛星テレビ局・BS11を含め各局にて各社60秒提供を実施、またバンダイ(旧社、現バンダイナムコHD)共同創業者も設立・経営に関与していた同局では筆頭提供枠をアニメ関連番組(基幹枠であるアニメ+枠含む)の一部の枠にて設けており、このうち『ガールズ&パンツァー』に至っては番組契約上、製作委員会の主幹事を務めるバンダイビジュアル(現・バンダイナムコフィルムワークス)による一社提供番組となった[注 29]

競馬中継番組(みんなのKEIBAKEIBA BEATなど)の場合「主催 JRA」と表示され、「主催は、JRA、日本中央競馬会です/でした」もしくは「この番組(又は放送)は、JRA、日本中央競馬会の主催でお送りします/しました」とアナウンスされる。その他の公営競技である競輪・競艇・オートレース中継ではいずれも通常通り「提供」扱いであり[注 30]、JRAも競馬中継番組でない一般の番組(うまナビ!イレブンなど)のときは「提供」扱いとなる。

民間放送教育協会制作の教育番組の場合、数年前まで「協賛 (スポンサー名)」と表示されていたが、現在は他の番組と同様に「協賛」の部分が「提供」になっている。

KBS京都のスポーツ情報番組「とことん!京のスポーツ」や読売テレビの「テレビドクター」では「協賛 (スポンサー名)」と表示されていた。前者は2009年4月に「京スポ」とリニューアルしてからは他の番組と同様に「提供」と表示されている。後者は読み上げも「協賛」としていた。ラジオにおいても、『オールナイトニッポン』は創設期より長らく番組内容に介入しない「協賛スポンサー」の形を取り、スポンサー読み上げの後「以上各社の協賛で、東京千代田区有楽町・ニッポン放送をキーステーションに全国○○局(放送日時点のネット局数)ネットでお送りします/しました」といったネット局紹介と混合させた読み方を現在も続けている。この読み上げは、タレント・アナウンサー問わず、パーソナリティが生で読み上げる。

放送作家川合登志和は「提供」と「協賛」について「両者の意味は全く異なるもので、提供は番組中にCMを放送し番組の制作費を負担し番組内容などに口出しもできる、協賛は番組の主旨に賛同しお金などを出している企業・団体で、番組内容などへの口出しは一切行わない」と述べている[2]

ラジオ番組の場合、PT枠がある番組の中には「この番組は(スポンサー)、他各社の提供でお送りします/しました」とアナウンスされている場合がある。さらに、TBSラジオでは枠の全スポンサーがPTとなる場合、「この番組(時間)は、各社の提供でお送りします/しました」とアナウンスされることも多い。

TBS系列では現在でも、提供入れ替えの際、他局が「ここから(まで)は」というところを、「この時間は」とコメントしているパターンもある。

FIFAワールドカップジャパンコンソーシアム方式となった2002年以降)中継及び関連番組ではJC共通の協賛スポンサーとして、JC加盟民放全局共通の提供クレジットを使用する。サッカーボールをモチーフとしたバックに、まず協賛社表示の前に大会ロゴを表示して「20XX FIFAワールドカップ(デイリー/総集編)、この番組の提供は?でお送りします/しました」のアナウンスとともに、クレジットが回転して協賛社が表示される(アナウンスは制作局のアナウンサー)。ハーフタイムなどの協賛社入れ替え時は提供読みはなく画面下の表示のみ。なお2014年大会についてはこの共通クレジットのグラフィックは使用しない代わり、協賛社の表示の上に「番組提供」(大会スポンサーと区別をつけるためと思われる。提供読みは「…の提供で」のまま)の文字を入れており、番組の冒頭と終了時については1分以上の筆頭スポンサーは読み上げあり、30秒スポンサーは「ご覧のスポンサー」としているが、前半と後半の協賛社入れ替えの段階では筆頭スポンサーも含め「ご覧のスポンサー」としてアナウンスされている(同じくJC共通スポンサーがつくハイライト・関連情報のミニ番組(一部深夜・早朝・夕方のニュース枠内包を含む)については通常の「提供」表示のクレジットのみであり、またすべて30秒の「ご覧のスポンサー」協賛である)。また、同じくJC方式でもオリンピック中継及び関連番組については各制作局それぞれの提供クレジットを使用している。いずれの大会も他のスポーツ中継のように競技の映像をバックに提供クレジットを被せる事は禁止されているため、大会国の環境映像(フィラー)をバックに被せている(報道・情報番組でオリンピック・ワールドカップ関係のニュース・話題を扱う場合でも同様)。

沖縄テレビひーぷー☆ホップ』では番組のセットに展示されてあるボードに提供クレジットが記載されてあり、スポンサーの読み上げになるとカメラがそこに集中し、それをひーぷーが読み上げている。

2015年に復活した朝日放送テレビ主催・製作、吉本興業共催の『M-1グランプリ』(テレビ朝日製作協力)では主要スポンサー4社[注 31]を「プレミアムスポンサー」と定め、まずじゅうたん付きカラーロゴでプレミアムスポンサー、続いて通常の番組スポンサーを表示した(一部時間帯除く)。提供読みはエンディングを除き「プレミアムスポンサーと(○○、○○と)ご覧のスポンサーの提供でお送りします/しました」だが、エンディングではプレミアムスポンサーを1社ずつ表示して社名を読み上げている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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