推進力
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

これは別の言い方をすると、身体のいっぽうの側面あたりの水に自身の身体の側面を衝突させ、衝突させた側の水圧を高く、反対側の水圧を低くすることによってそれらの水圧差を抗力として用い、身体の身長方向の力の分力によって前進する、という方法だということになる[3]。典型的なのはの腹から尾びれまでの左右の動き、あるいは魚の背びれの(うねうねした)動き、また人間や他の動物の泳ぎ方である[3]クジライルカは尾びれを上下にあおって推進力を生み出す[3]
プロペラ船水中で回転し推力を生んでいるプロペラ。キャビテーションが生じると推力が減少してしまう。

様々な艦船で多様な推進装置が用いられているが、代表的なものにスクリュープロペラ(プロペラ)を用いるプロペラ船がある。これは、プロペラを回転させ、水を後方に加速して(蹴って)推力を得る方式である。原動機で発生させた力をシャフトでプロペラに伝え、プロペラが水を後方に押しその反作用を推力とする。原動機の発生させた力が全て推力になるわけではなく、プロペラが生じさせる水流らせん状のでねじれが生じており、推力になるのは原動機の発生させた力の一部である。
帆船ヨットにはたらく力の分析

帆船の場合はいささか複雑である。帆船などではの力を推力の源とする。ただし風の力と言っても、真の風に、船の進行によって逆向きに生じる進行風が合成され《みかけの風》が発生する。その《みかけの風》をセイルが受け、その結果セイルは迎え角に応じて斜め方向の力を発生させ、その力を帆柱などに伝え船体が受ける。その力は進行方向からずれた斜め方向になっているが、その力のうち船体の横方向の成分は船体側面やキール(竜骨)が水から受ける抗力によって差し引き減少させ、船体の縦方向の成分を推力として前方へ進む。
出典^ a b c d e 平凡社『世界大百科事典』 第2版 「推力」
^ “ ⇒AMT-USA jet engine product information”. 2006年12月13日閲覧。
^ a b c d e f g 石井喜八,西山哲成編『スポーツ動作学入門』市村出版, 2002 p.120

関連項目

推力重量比

推力偏向

比推力

スラスター

外部リンク

『推力
』 - コトバンク










ジェットエンジンおよび航空用エンジン ガスタービンエンジン
ガスタービンおよび
ジェット推進(英語版)

種類

パルスジェット

プロップファン

ターボファン

ターボジェット

ターボプロップ

ターボシャフト

ラムジェット

スクラムジェット

ロケット

機械
部品

アクセサリードライブ(英語版)

エアインテーク

アフターバーナー

軸流式圧縮機

遠心式圧縮機

燃焼器

定速ドライブ(英語版)

推進ノズル(英語版)

タービンブレード(英語版)

原理

航空機エンジン始動(英語版)

ブリードエア

ブレイトンサイクル

バイパス率(英語版) (バイパス比)

コンプレッサーストール

エンジン圧力比 (EPR)(英語版)

フレームアウト

ジェットエンジンの性能(英語版)

全体の圧力比(英語版)

推進効率(英語版)

比推力


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:20 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef