探偵少年カゲマン
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登場人物
カゲマン
本作の主人公。本名は影万太郎(かげ まんたろう)。少年探偵。度のきつい
メガネをかけており、その素顔は誰にも明かされたことが無い。このメガネにはいろいろな特殊機能があり、探偵道具の一つでもある。メガネが外れた時でも、両手で目を隠したりスペアのメガネをかけたりして決して素顔を見せない。スペアのメガネがない場合「イッチョメ!ワーオ!」などと泣き叫んで行動不能となる。自身がミスを犯した際は「くそったれ」が口癖。ピンチに陥ると、「シャドー」の一声でシャドーマンを呼び出せる。暗闇では「そのときカゲマン少しもあわてず、とりだしましたるカゲマン電池」のセリフと共に愛用の懐中電灯「カゲマン電池」で光を照らしシャドーマンを呼び出すが、妨害や電池切れなどでピンチに陥ることも多い。なお、「電池」とは北海道地方における懐中電灯の方言である[2]。ほかにも、現在のスマートウォッチの様な超多機能腕時計「カゲマンウォッチ」を所持していることもあり、光線を発射して敵を倒したり、騒音を消したりするなど様々な性能を持つ。愛車はカゲマンサルーン。
シャドーマン
本作の準主人公。カゲマンの「影」。カゲマンが幼少のとき、ハイキングで山からおにぎりを落とした時に、おにぎりを拾うために突然起き上がり、それ以降カゲマンの親友となる。普段はカゲマンの助手をしている。超人的パワーを持っているが、影なので暗闇の中では出現出来ない、カゲマンの真上に光源がある時は真下に影が出来るので人型になれないなどの弱点もある。彼曰く、自分の姿はカゲマンが赤ん坊だった頃の姿だという。カゲマン電池の照らし具合でビルのように巨大化もできる。
怪人19面相
大泥棒でカゲマンのライバル。得意の変装を用いて盗みを働く。カゲマンには殺意さえ持っており、あの手この手でカゲマンを殺害しようとする。「19」という数字に異様なこだわりを持って行動している。笑うときは「ガハハハ」と笑う。口癖は「くそったれ」「しまった」「おろかなカゲマンめ」など。「怪人二十面相に一つおよばない」という意味で命名。「怪盗119面相」と名乗っていた時期もあった。右眼に片眼鏡を付け、シルクハットタキシードマント姿で登場する。片眼鏡の紐を引くと、電灯を消すように太陽で隠し、シャドーマンを消す事が出来るなど、周囲の環境を自分好みに操作できる。ダイヤモンドの粉等を自ら調合した悪想丸が切れると悪事を働けず善人になってしまう。変装を剥がす際には、なぜか着ている服が一緒に消える。カゲマンに逮捕され素顔を暴かれるが、同時に、19面相の「兄」を名乗る片眼鏡を左眼に付けている以外は19面相と瓜二つの怪人21面相が新たなライバルとして登場する。しかし、逮捕された19面相は影武者であり、この21面相こそが本当の19面相であることがカゲマンによって後に明らかにされる。基本的にカゲマンの敵役であるが、ミスターXを倒すためにカゲマンと共闘をしたこともある。
ミスターX
マフィアのボス。怪人19面相同様変装して悪事を働く。「X」という文字に異様なこだわりを持って行動している。素顔はカゲマンにそっくり。
ジキール / ハイドマン
普段は善良な探偵ジキールだが、水を浴びると悪党ハイドマンになり、火やカメラのフラッシュのような強い光に近付くとジキールに戻る。「ジキル博士とハイド氏」が元ネタ。十字架に弱い。悪魔を従えてカゲマンを襲わせる話もある。
オオカミ男
怪人19面相の息子で、妖怪「狼男」が元ネタとなっている。を見るか、「つき」という音を含む言葉(うそつき、突き指、目つきなど、月と無関係のものも含む)を聞いたりその文字や実物を見たりするとオオカミに変身する。
ゴキブリ小僧
怪人19面相の子分で、ゴキブリのような触角が生えた小柄な男。全身黒ずくめで、忍者のようでもある。
クモーラマン
怪人19面相の子分で、蜘蛛の性質を持ったミイラ男。元ネタは「スパイダーマン」である。
テストマン
怪人19面相の子分で、容貌がウルトラマンに似ている。カゲマンたちに体力テストなどを課する。
ポリスマン
その名の通り警察官。帽子を深く被り、いつも銜えタバコの男。
モモちゃん
「モモタン」とも。カゲマンのガールフレンド。ダブダブの吊りズボンキュロットスカート?)を履いている。
ツキユビ男
突き指ではなく、両手の人差し指を突き合わせるのが癖の男。作品によって様々な役となる(カゲマンの友人だったり、銀行の支店長だったりする)。当時の担当編集者がモデルとされる。
ビューティー19
怪人19面相の娘で双子。ビューティ・ペアがモデルとされる。
ギャングのボス
怪人19面相が登場する以前のカゲマンの敵役。ブルドッグ似の手下とネコを連れている。
19マン
シルクハットをかぶったような姿をした、怪人19面相版のシャドーマン。誕生した経緯については一切語られていない。ダムの出水口に仕掛けた対シャドーマン用のトラップに引っ掛かって、微塵切りにされてしまう。
テレビアニメ

『探偵少年カゲマン』の題名で2001年4月10日から2002年1月16日までNHK教育テレビ天才てれびくんワイド』内のコーナーとして放送された。全39話。オープニングやアイキャッチのナレーションは小林清志が担当。

原作との関連性はほとんどないに等しいが、漫画版のカゲマンがアニメの主人公の祖父である「伝説の名探偵」としてゲスト出演したことがある。

番組終了後、2009年10月から2010年2月7日にかけて『おはスタ』で再放送が行われた。なお、本作は当時おはスタで再放送されたアニメでは唯一、テレビ東京で放送されたアニメではない。
ストーリー

ディテクティブ・シティで世界一の探偵を夢見る少年、カゲマンこと影万太郎。探偵小学校ではドジばかりのカゲマンは、怪盗デ・アールを追いかけていた最中、デ・アールの用意していたシャドー光線を浴び通りすがりの宇宙人シャドーマンと合体してしまった。ここに最強の凸凹探偵コンビが誕生する。
登場人物
主人公
カゲマン /影 万太郎(かげ まんたろう)
声 -
TARAKO主人公。探偵小学校に通う少年。自称「探偵少年カゲマン」。漫画版とは違い、ゴーグルを付けている。勉強も苦手で運動神経ゼロでおっちょこちょいだが、いざという時には頼りになり事件を解決に導く。
シャドーマン
声 - パンチユーホーもう一人の主人公。元は気ままで通りすがりの宇宙人。デアールのアジトにあったシャドー光線を浴び、万太郎の影と融合する。性格は原作と大違いでわがままな上に食いしん坊で、乱暴者。当初は万太郎と喧嘩ばかりで言うことを全く聞かなかったが、事件を解決していくうちに良き相棒になっていく。原作とは違い、常に強い光が無くても姿を見せているが、影の特性により密室の暗闇では姿を現せない。後に万太郎の発明品「シャドーライト」により暗闇からも姿を現せるようになり、更にその後はライトの色を変えることによりあらゆる能力を持つシャドーマンに変身できるようになった(後述)。また、乗用車や飛行機等の影とシャドーマンが重なり、融合することで変身(通称「マッチ・チェンジ」)することも可能。好物はトンカツ。なお、曽山一寿によるコミカライズ版ではただの黒い人物として描かれている[3]
シャドーライトによる変身
シャドーライトに透明のカラーシートを掛けるだけでシャドーマンが変身する。一見すると便利な能力だが、いずれの技も使用者の万太郎が巻き添えになるので使用頻度は低い。
レッドシャドーマン【赤】
熱血漢な性格で、炎を自在に操る。火力が強すぎて、冷凍倉庫の冷凍肉をロースト肉にしてしまったこともある。
ブルーシャドーマン【青】
クールな性格で、水を自在に操る(主に波を起こす)。
グリーンシャドーマン【緑】
平和をこよなく愛する爽やかな性格。植物を自在に操る。
ピンクシャドーマン【ピンク】
セクシーな女性に変身し、異性を誘惑する。変身解除後はシャドーマン自身も気持ち悪がるため、一番好まない変身形態。
イエローシャドーマン【黄色】
大地を自在に操る。外見・性格ともにどことなく厳つくなる。岩壁もすり抜けるが、それに引っ張られる万太郎がすり抜けられないので一番散々な被害に遭う。
探偵小学校の生徒・関係者
御等幅 テンコ(みらの テンコ)
声 -
笹本優子万太郎の同級生で、三つ編みが特徴の女の子。しっかり者で万太郎をいつもフォローする。マジシャンの娘であり、マジックが得意で、戦闘においては「マジカルスティック」というスティックとトランプを投げる「トランプシュート」という技を持つ。
チュンチュン
声 - 城雅子シャドーマンの仲間の宇宙人。地球ではオウムに変身して行動する。テンコやブイブイと行動することが多い。
ブイブイ
声 - 土屋利秀シャドーマンの仲間の宇宙人。地球ではブタに変身して行動する。テンコやチュンチュンと行動することが多い。
光 光太郎(ひかり こうたろう)
声 - 伊藤健太郎探偵小学校に転校してきたお金持ちの少年。キザでナルシストな性格。女子のスカートを覗く等、スケベな一面がある。テンコに惚れており、いつもアプローチを仕掛けるも全く相手にされず、万太郎をライバル視する。探偵の証となるバッジが万太郎をはじめとする探偵初心者・駆け出しの「ブロンズバッジ」に対して、彼のみ格上の「シルバーバッジ」である。だが肝心な時にドジを踏むなど、間抜けな一面が多く、あまり事件解決の役に立っていないゆえ万太郎にいつも先を越されている。しかし戦闘スキルは高く、大人の悪人数人相手にしても怯まない実力を持つ。必殺技は「光太郎キック」。
光太郎の執事
声 - 園部啓一本名不明。光太郎から「じい」と呼ばれている。
小珠(こだま)
声 - 菊地祥子光太郎のメイド。普段は大人しい性格で、前髪で両目は隠れているが、メイドとしての実力は本物。主人の光太郎のことを誰よりも大事に思っており、彼に危害を及ぼす者は誰であろうと容赦はせず、怒ると普段とは想像がつかない程の怒りを露わにし、強烈な鉄拳制裁を下す(その際に一瞬素顔が見える)。
綾小路 ひなた(あやのこうじ ひなた)
声 - 豊口めぐみ大きな屋敷を持つ程の大金持ちの少女。和服を纏った大和撫子だが、世間知らずのお嬢様ゆえ、善悪の見分けがつかない程の天然ボケな性格。


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