「拳銃」とは、英語のハンドガン(英語: Handgun)が日本で意訳された言葉である。「拳」の字が改定前の常用漢字表に含まれていなかったため[注 6]、官庁やマスコミなどでは「短銃」と呼ぶか、または「けん銃」と交ぜ書きにすることが多い。また、暴力団関係者の間では「はじき」、「チャカ」、「飛び道具」といった隠語で呼ばれている。
この種の「小型で銃身が短く片手で射撃可能な銃」を指すものとして広く用いられる「ピストル」の語は、イタリアのトスカーナ州北部にある都市であるピストイア(Pistoia) に由来するとされ[3] 、1540年頃にこの町に住む銃工カミッロ・ヴィテッリ(Camillo Vitelli)が発明し、それがヨーロッパでこの種の銃を指す「ピストル」の語源になった、という説がある[注 7]。日本語としての“ピストル”は、直接的にはオランダ語(pistool)の発音が語源である。
ただし、米国で単に「ピストル」というと普通は自動拳銃を指し、回転式拳銃は「リボルバー(Revolver)」と呼ばれる[注 8]。
中国語ではhandgunを意訳した「手槍(手?)」と表記され[注 9]、「全自?手?(自動式拳銃)」など特徴を併記して分類される。なお回転式拳銃(多?室手?)の多くは弾倉が左に飛び出すことから「左?手?」や単に「左?」と呼ばれる。
構成要素・アタッチメントについて詳細は「銃の部品#拳銃」を参照
部品の名称などは主に銃の部品#拳銃ページにて行っている。
アタッチメント
銃床(ストック)
銃剣
ランヤード
現代では将校、狙撃手、重火器の操作手、車両および航空機の乗員などに、護身用として自動拳銃が支給されるのが一般的である。