純粋な7拍子(強-弱-弱-弱-弱-弱-弱)、2+2+3拍子または4+3拍子(強-弱-中強-弱-中強-弱-弱)、3+2+2拍子または3+4拍子(強-弱-弱-中強-弱-中強-弱)、2+3+2拍子(強-弱-中強-弱-弱-中強-弱)の4態に大分される。純粋な7拍子以外の場合、大枠としては「各拍の長さの異なる3拍子」ということができる[要出典]。 現在は2+3+3拍子(強-弱-中強-弱-弱-中強-弱-弱)、3+2+3拍子(強-弱-弱-中強-弱-中強-弱-弱)、3+3+2拍子(強-弱-弱-中強-弱-弱-中強-弱)の3態に大分されている。いずれも大枠としては「各拍の長さの異なる3拍子」ということができる[要出典]。 前項の複合拍子にある9拍子は「各拍が3等分される3拍子」(3+3+3)であるが、変拍子の9拍子も存在する。 同時に合奏ないし合唱される各声部の拍が異なること、またはそのように構成されたリズムのことをポリリズム と呼ぶ。各地の民族音楽、現代音楽、一部の指向的なポップスなどに見られる。日本では、tipographicaやDCPRGなどがポリリズムの追求を実践した。
7拍子(4+3)の例
ショスタコーヴィチのオラトリオ『森の歌』の第7曲『栄光』
バーンスタインの『キャンディード序曲』の一部曲全体としては7拍子以外の複数の拍子をも混合して構成されている
Akeboshiの『Rusty lance』
イエスの『The Fish』
スティングの『Straight to My Heart』
7拍子(3+4と4+3の混合構成)の例
ストラヴィンスキーの『火の鳥』終結部(組曲版では終曲の終わりの部分)通常の小節線の他に、点線の小節線で3拍子と4拍子の区切りが示されている
7拍子(2+3+2)の例
プロコフィエフの『ピアノソナタ第7番』終楽章
7拍子 (3+2+2) の例
アルフレッド・リードの『エル・カミーノ・レアル』
8拍子
8拍子 (2+3+3)の例
8拍子 (3+2+3)の例
リゲティの『練習曲第4番』
アルフレッド・リードの『エル・カミーノ・レアル』
8拍子 (3+3+2)の例
『リベルタンゴ』などのアストル・ピアソラの楽曲
9拍子
9拍子(5+4)の例
スティングの『Hung My Head』
9拍子(4+5)の例
ジェフ・ベックの『Scatterbrain』
9拍子(3+2+4)の例
ジェネシスのアルバムフォックストロット所収の組曲「サパーズ・レディ (Supper's Ready
9拍子(2+2+2+3と3+3+3)の例
デイヴ・ブルーベックの『トルコ風ブルー・ロンド』(2+2+2+3の小節が3小節の後、3+3+3の小節が1小節)
10拍子
10拍子の例
ファイナルファンタジーVIIIの「Don't be Afraid」[5]
11拍子
11拍子 (6+5) の例
マリオカート64の「レース結果(上位)」
ストリートファイターIIの「サガットのテーマ」
11拍子 (5+6) の例
エースコンバット4の「Tango Line」
ポリリズム(各声部異拍子)
日本のテクノポップユニットであるPerfumeの「ポリリズム」は、サビ後のポリループ(間奏)では言葉のループ、ビート、その他シンセのフレーズの拍数が混合しており、タイトル通りポリリズムとなっている。