拍子
[Wikipedia|▼Menu]
純5拍子(強-弱-弱-弱-弱)、3拍子+2拍子(強-弱-弱-中強-弱)、2拍子+3拍子(強-弱-中強-弱-弱)の3態に大分される。元来の西洋音楽にはない拍子で、スラブ音楽などの他文化から引用された拍子である。3拍子+2拍子・2拍子+3拍子の場合は、大枠としては「各拍の長さの異なる2拍子」ということができる。

純5拍子の例

ショパンの『ピアノソナタ第1番』第3楽章冒頭 (のちに3+2へ変化)

ショスタコーヴィチの『24の前奏曲』第21番 変ロ長調


純5拍子と他の拍子の混合の例

@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}ゴジラのテーマ(初頭、4拍子→純5拍子を繰り返す)[要出典]


5拍子 (3+2) の例

ドラマ・映画『スパイ大作戦ミッション:インポッシブル)』のテーマ

デイヴ・ブルーベックジャズスタンダード曲テイク・ファイヴ』曲名もそのまま。(Take five=5拍子)

シベリウスの『クッレルヴォ』の第3楽章題材となった叙事詩『カレヴァラ』が5拍子 (3+2) の決まった韻律を持っていることによる。

ラヴェルの『ダフニスとクロエ』の最終部分「全員の踊り」の主要リズム部分がこれに相当するが、「全員の踊り」の総体は複数の拍子の複合によって構成されている。

伊丹十三監督の映画主題歌で本多俊之とラジオクラブ演奏の『マルサの女』のテーマ

BLANKEY JET CITYの『不良少年のうた』

Akeboshiの『Wind』、『神様の舌打ち』

ソルツィーコ(英語版) - 付点リズムを主体としたバスク地方民謡シャルル=ヴァランタン・アルカンイサーク・アルベニスなどが作曲している。

ファイナルファンタジーVIIの「シンコ・デ・チョコボ」

クロノクロスの「溺れ谷」

ホルストの組曲『惑星』の『火星』

スティングの『Seven Days』

ファイナルファンタジーVIIIの「Don't Be Afraid」

マリオカート8の「ネイチャーロード」

全日本吹奏楽コンクール2010年度課題曲III 吹奏楽のための民謡「うちなーのてぃだ」

東方紅魔郷のU.N.オーエンは彼女なのか[要出典]


5拍子 (2+3) の例

チャイコフスキーの『交響曲第6番』第2楽章

全日本吹奏楽コンクール2018年度課題曲V『エレウシスの祭儀』


5拍子(2+3と3+2の混合構成)の例

アルフレッド・リードの『アルメニアン・ダンス パート1』



5拍子 (2+3) と他の拍子の混合の例

ムソルグスキー:『展覧会の絵』の『プロムナード』(1小節ごとに6拍子と交互に表れる)


7拍子

純粋な7拍子(強-弱-弱-弱-弱-弱-弱)、2+2+3拍子または4+3拍子(強-弱-中強-弱-中強-弱-弱)、3+2+2拍子または3+4拍子(強-弱-弱-中強-弱-中強-弱)、2+3+2拍子(強-弱-中強-弱-弱-中強-弱)の4態に大分される。純粋な7拍子以外の場合、大枠としては「各拍の長さの異なる3拍子」ということができる[要出典]。

7拍子(4+3)の例

ショスタコーヴィチのオラトリオ『森の歌』の第7曲『栄光』

バーンスタインの『キャンディード序曲』の一部曲全体としては7拍子以外の複数の拍子をも混合して構成されている

Akeboshiの『Rusty lance』

イエスの『The Fish』

スティングの『Straight to My Heart』



7拍子(3+4と4+3の混合構成)の例

ストラヴィンスキーの『火の鳥』終結部(組曲版では終曲の終わりの部分)通常の小節線の他に、点線の小節線で3拍子と4拍子の区切りが示されている



7拍子(2+3+2)の例

プロコフィエフの『ピアノソナタ第7番』終楽章



7拍子 (3+2+2) の例

アルフレッド・リードの『エル・カミーノ・レアル


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:71 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef