投資家
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また逆に株式や不動産の取得を望む場合にも「高い確率で存在している」売り手となることから同様に流動性を高め、やはり経済全体の向上に寄与することになる[注釈 1]
動向ウォーレン・バフェット。総資産は3兆円に上り、彼の発言が市場を動かすことさえある

投資家は洋の東西を問わず古くから存在したが、現代につながる金融技術は18世紀から20世紀にかけてアムステルダムロンドンニューヨーク及びシカゴで開発されてきた。日本でも北浜の米相場が著名であり、江戸時代には高度な金融技術[2]ローソク足チャートなどの相場分析が開発された。

現代の投資家について。株取引を例に取ると、個人投資家が行う取引の形態は、証券会社の窓口や営業を通して株式の売買を行うという形(対面取引)から、パソコンや携帯電話をインターネットに接続して行うオンライントレードが盛んになってきている。未成年者や無職の者でも口座の開設は可能で、また投資に必要な最低限度額や手数料も低下傾向にあり、投資家になるためのハードルは以前より低くなってきている。昔は、投資家と言えば「億万長者」というイメージもあったが、野村総合研究所の調査によれば現在では個人投資家の8割が年収1,000万円に満たない者達で占められている。

機関投資家として、金融機関などが組織的に大規模な投資を行なう場合もある。近年では機関投資家が運用する投資信託(ファンド)への資金流入が進み市場においても、各種ファンドの動向が無視出来ない規模になってきている。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 流動性が低下すると、資金調達の際の買い手探しや資産取得の際の売り手との交渉に時間が掛かるなどして、機を失ったり想定外の出費がかさんだりすることになる。これらのリスクを嫌気して投資意欲が減退したり、企業経営の効率が低下したり、場合によっては資金調達の遅れにより経営計画が達成出来ず倒産してしまうなど、経済全体へ大きく影響を与えることになる。

出典^ a b c d e 証券経済学会、公益財団法人日本証券経済研究所『証券事典』きんざい、2017年、48頁。 
^ 脇田成「 ⇒近世大阪堂島米先物市場における合理的期待の成立」『研究助成金対象論文集』第1巻、第1号、日本商品先物振興協会、1頁、1995年6月。 ⇒http://www.jcfia.gr.jp/study/ronbun-pdf/no1/01.pdf。 

関連項目

富裕層

個人投資家

機関投資家

自己責任原則

デイトレード

相場師

エンジェル投資家

投機家

外部リンク

『投資家
』 - コトバンク

典拠管理データベース: 国立図書館

ドイツ

アメリカ

ラトビア


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