打ち切り
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スポンサーが無い自社製作番組であっても製作サイドの意向で打ち切りの予定が無い番組[注釈 11]の場合、放送時間・所要時間の柔軟な変更がしやすい替わりに、スポーツ中継等における特別番組編成時の放送休止が多くなっているのに対し、スポンサーが付いた自社製作非ワイド番組は特別番組編成時における放送時間変更があるのが一般的となっている。地方の一社提供ラジオ番組の多くが放送対象地域内の事業者による一社提供番組であるため、放送対象地域外スポンサーの一社提供番組がメイン提供の複数社提供に変更されることが多いのは、打ち切りを回避させるための措置によるものである。全国ネットのラジオ番組の場合、ネットワークセールスのスポンサーがほとんど付かない場合は、全面的にローカルセールスに移行することもある。ただし、首都圏のラジオでは2か月に1度(偶数月に)聴取率調査を行なっていることや、BS放送でも2020年3月以降はビデオリサーチでの視聴率調査を行っていることもあり[注釈 12]、スポンサーの付き具合が悪い番組であっても、高視聴率(概ね5%以上)・高聴取率・SNS評価の高さや関連投稿が多い番組は改編期を乗り越えて続行となる。ただし、ラジオ向けワイド番組はコーナー別にスポンサーを付けているため、スポンサーが無い状態が長く続いても打ち切らずに続行する傾向にあるが、それでも長期化した場合、改編期やコーナーの大幅縮小による整理対象となる。報道番組や、つなぎ番組も同様の措置だが、スポンサーの付き具合を重視しないため、それによって打ち切ることは全く無い。
複合的な理由
複数の理由で放送を打ち切るケースがある。『タモリ倶楽部』の場合は、「出演者の意向」「重大な事件・事故・災害」「インターネット配信に関わる権利上の都合」の3つが該当する。前者は司会を務めるタモリ高齢になったこと、中者はコロナウイルス感染症の影響で「空耳アワー」向け背景映像のロケーション撮影[注釈 13]が満足に行えずに不定期化したこと、後者はBGMに洋楽を多用する関係上、見逃し配信が行えないために番組が終了へと至っている。
完全非公表
希有なパターン。編成上の都合ではあるものの、人気低迷や出演者の都合などのテレビ局がなんらかの異常がなくとも、翌週より全く異なる番組になる場合もある。この理由はミニ番組や地方局でよく発生する。
脚注[脚注の使い方]
注釈^快傑ズバット』、『ワンワンセレプー それゆけ!徹之進』など。
^ レギュラー放送時代の後期から採用された司会者がVTRを強制的に停めるボタンは、朝日放送テレビの『相席食堂』にも全く同じものが2018年の開始当初から採用されるなど、このような措置をオマージュした要素である。
^ MBS側は途中打ち切りの予定は考えていなかった
^ 東映制作で、テレビ朝日系列で放送される全ての番組に限り、唯一の持分法適用会社であるテレビ朝日が映像を保有している事情があるため。仮面ライダーシリーズは、MBS製作・NET系列で放送された作品は1977年から社名変更直後の全国朝日放送に映像保有権が移管され、TBS系列で放送された作品のみ東映が映像を保有している。長崎文化放送は、NET系列時代の仮面ライダーシリーズ全作品を放送した実績があり、後述の余波で非ネットだった『仮面ライダーアマゾン』は長崎民放では初めての放送だった。
^ 地上波テレビでは「TVer」(gorin.jp経由)や「NHKプラス」が、地上波ラジオは「radiko」や「NHKネットラジオ らじる★らじる」があるが、オリンピック中継がある関係上、これら全てが日本国内限定サービスである。
^ アメリカではNBCユニバーサルが放映権を保有しているため、同中継は国内限定サービスの「Peacock」でも配信されている。同社はそれ以外の動画サイトにもオリンピック番組を供給しているが、IOCの意向上、アメリカ国内でしか閲覧できないように制限をかけている。
^火曜サプライズ』、『夜の巷を徘徊する』、『ダウンタウンなう』など。
^ 親会社に留まらず、アニメ番組バンダイナムコグループKADOKAWAグループが、それ以外の番組は毎日新聞社などの関わりの深い企業が提供に付きやすく、ほぼ全ての番組でソニーグループが提供に付きやすい。提供が無い番組は少なめで、それらの番組が主な打ち切りの対象。
^ テレビショッピング以外の番組では、ジャパネットたかたが必ず、主要提携先であるMSCクルーズモリリンY!mobileなどが大半の番組で提供している。再放送にもジャパネットが提供しているため、提供が無い番組は存在しない。視聴率やサイマル配信を行っている「つながるジャパネットアプリ」での低視聴状況が打ち切りの対象。
^ 調査期間は月曜日から日曜日までに放送される一週間の番組を対象とした記名式調査。局によっては、radikoの聴取状況を活用した機械式調査に移行することも珍しくなく、通常のスペシャルウィークは聴取率調査の都合上、通常編成番組のみで、特別番組を編成するのは不可能なのが原則(『文化放送ASMR特番』などのように放送休止時間向けの特別番組は可能)だが、機械式調査を行っている局はスペシャルウィークがあっても特別企画と同じぐらいに特別番組を多めに編成することで聴取者を集めるか、TBSラジオ(ただし、スペシャルウィークに相当する期間は、他局との兼ね合いの関係上、特別企画を実施する傾向が多い)や地方FM局などのようにスペシャルウィークそのものを廃止する傾向にある。
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