日常生活では、一般にはくびれていることを利用して※[注 1]、腕時計をつけたり、ブレスレット等のアクセサリー類をつけたりするのに用いられている。医療現場ではさまざまタグをつけたりするためにも用いられている。警察官は被疑者(容疑者)に手錠をかけるために利用する。
脈をとる(脈拍を確認する)ために、手首の動脈に指を当てる、ということは一般に行われている。
医学
解剖学「手関節」も参照解剖図。筋肉の名前が記してある。骨の解剖図。ラグビーボール状の箇所とそれに合った皿状の部分から成っている。
手首の関節は、医学用語・解剖学用語では橈骨手根関節と言う[3]。橈骨と手根骨との間の関節で、尺骨が参加していないため、このような名称で呼ばれている[3]。手根骨が集まることで、楕円状(ラグビーボール状)の部分と、それに合った受け皿のようになっている[3]。こうした形状であるので、手首の動きは次のふたつに限定されている[3]。@ 手首の曲げ・伸ばし方向の動き、すなわち屈曲・伸展の動き。こちらは比較的大きく動く。A 横に傾ける動き、すなわち外転・内転の動き。こちらは比較的小さくしか動かない[3]。
手首は外から大まかに大まかに見ると、左右に回転しているように見える運動もする[3]。これは回内・回外と呼ばれる動きであるが、この動きは実は、ラグビーボール状の手首の関節自体が行えるものではなく、前腕にある二本の骨、橈骨と尺骨のほうが行っている[3]。
手首は、手関節とも呼ぶ。 東洋医学で手首にかかわることを説明すると、手のひら側の(手の甲ではない側の)、しわ、の親指幅下で親指側側面寄りの箇所(つまりしばしば脈拍をはかるために用いられるくぼみ)は、経渠
東洋医学
同じく手のひら側のしわの小指寄りの端のくぼみは神門(しんもん)と呼ばれるツボで、便秘、つわり、心痛、不眠などの治療に用いられている[4]。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 極端な肥満の人はこの限りではない。肥満でくびれがほとんど無いと、「手首が無い」などと表現されることがある。
出典^ 広辞苑第五版 p.1826 【手首】
^ 杵屋五吉郎 『和楽器教本 三味線: 文化と楽器と演奏練習』2006 p.52
^ a b c d e f g 坂井建雄『よくわかる解剖学の基本としくみ』秀和システム 2006 p.27
^ a b 根本幸夫『症状別よくわかる東洋医学』2009 p.191
参考文献
広辞苑 第五版
坂井建雄『よくわかる解剖学の基本としくみ』秀和システム 2006
関連項目
手関節
スピネーション (spination)
プロネーション (pronation)
スナップ
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