手塚富雄
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1961年に学位論文「ゲオルゲとリルケの研究」で東京大学より文学博士の学位を取得[1]。1963年より文学部長をつとめる[2]。1964年定年退官後は立教大学教授、共立女子大学教授を歴任。1967年日本学士院会員[3]、1972年、NHK放送文化賞受賞[4]、1981年文化功労者

第8次『新思潮』同人時代は小説を執筆している。ドイツ文学の研究、翻訳に専念した。ゲーテヘルダーリンゲオルゲリルケなどに関する著作のほか、ゲーテ『ファウスト』(読売文学賞受賞[5])を初めとする訳業で知られる。弟子に生野幸吉川村二郎高橋英夫西尾幹二ら多数がいる。
著作

『帰り行くひと』 育生社 1948年 - 創作集

『ドイツ近代詩人論』 生活社 1949年

『一青年の思想の歩み ある魂と政治と』 要書房 1951年/
河出文庫 1954年/講談社「名著シリーズ」1969年(改訂版)

『社会の橋を』 読売新聞社 1953年

『西欧のこころをたずねて』 河出新書 1955年/燈影舎〈燈影撰書、増補版・高橋英夫解説〉 1988年(重版2010年)

『現代知性全集 17 手塚富雄集』 日本書房 1959年

『ゲオルゲとリルケの研究』 岩波書店 1960年、改訂版1968年

『ドイツ文学案内』 別冊岩波文庫 1963年

『いきいきと生きよ ゲーテに学ぶ』 講談社現代新書 1968年/サンマーク文庫 2008年

『ものいわぬ日本を考える』 筑摩書房 1972年

『手塚富雄著作集』 中央公論社(全8巻) 1980 - 1981年
ヘルダーリン 上

ヘルダーリン 下

ゲオルゲとリルケの研究 上

ゲオルゲとリルケの研究 下

ドイツ文学論

ドイツ文学あれこれ

文芸・文化評論

回想と随想


『人類の知的遺産45 ゲーテ』 講談社 1982年

『ヘルダーリン』 中央公論社(上下) 1985年 - 著作集を改訂

主な訳書

ハインリヒ・クライスト 『ハイルブロンの少女ケートヒェン』 岩波文庫 1938年、復刊1992年

ヘルマン・ヘッセ荒野の狼』 全集・三笠書房 1940年。角川文庫 1954年

ヘッセ 『悉達多』 全集・三笠書房 1941年。改訂版「シッダールタ角川文庫 1953年/岩波文庫 2011年

ハインリヒ・クライスト 『壊れ甕』 岩波文庫 1941年。改題「こわれがめ」改版1976年。「こわれ甕」世界文学社、1948年

エルヴィン・ギードー・コルベンハイヤー 『神を愛す』 白水社 1942年/筑摩書房 1953年

アーデルベルト・シャミッソーシュレミール綺譚』 地平社 1947年。改題・改訂「影を売った男」 角川文庫

エドゥアルト・メーリケ 『画家ノルテン (上)』 筑摩書房 1948年。下巻は未刊

『世界文学大系79 メーリケ/ケラー』筑摩書房 1964年


ハインリヒ・クライスト 『アンフィトリオン』 要書房 1949年/創元文庫 1952年

『ゲーテ詩集』 筑摩書房 1949年/角川文庫 1951年、改版1966年。他社版でも多く刊行

フリードリヒ・ニーチェ 『愛する人々へ 書簡集』 和辻哲郎共訳、要書房 1950年

アダルベルト・シュティフター 『水晶』 岩波文庫 1952年。「水晶 他三篇」藤村宏共訳 改版1993年

ハンス・カロッサ 『ドクトル・ビュルゲルの運命』 岩波文庫 1953年、復刊1999年

ハンス・カロッサ 『美しき惑ひの年』 岩波文庫 1954年、改版2012年。各・養徳社「全集」ほか

リルケ 『ドゥイノの悲歌』 岩波文庫 1957年、改版2010年

ハイデッガー『ヘルダーリンの詩の解明 選集3』理想社、1955年、新版1968年。齋藤信治・土田貞夫・竹内豊治共訳

『乏しき時代の詩人 選集5』理想社 1958年、新版1969年。高橋英夫共訳

『ことばについての対話 選集21』理想社、1968年、新版1980年


ゲーテ『若いウェルテルの悩み』「世界文学全集河出書房新社 1960年。新装版度々刊

フリードリヒ・ヘルダーリンヒュペーリオン』 筑摩書房 1963年「世界文学大系77 ドイツ=ロマン派集」、新版「筑摩世界文学大系26」


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