長野県岡谷市出身。旧制諏訪中学(長野県諏訪清陵高等学校・附属中学校)を経て[2]、明治大学文学部卒業。藤森栄一に師事した[2]。旧制中学在学中、土器と出会ったことが考古学研究の始まりとなった。1961年明治大学講師。1967年「先土器時代文化の構造」により明治大学から文学博士の学位を授与される[3]。1968年同教授。のちに考古学博物館長、文学部長、学長を歴任した。
豊富な発掘現場歴を持ち、遺跡調査や保護に大きく貢献している。2000年 - 2002年、日本考古学協会「前・中期旧石器問題調査研究特別委員会」委員長として旧石器捏造事件の検証調査にあたった[2]。2011年、「シリーズ『遺跡を学ぶ』」の監修で第65回毎日出版文化賞受賞。「九条科学者の会」呼びかけ人を務めていた[4]。
著書
縄文人との対話ー私の考古学手帖(名著出版、1987)
縄文時代史研究序説(名著出版、1990)
先土器時代の文化の構造(同朋舎出版、1990)
考古学のこころ(新泉社、2003)
考古地域史論ー地域の遺跡・遺物から歴史を描く(新泉社、2004)
歴史遺産を未来へ残すー信州・考古学の旅(新泉社、2005)
語りかける縄文人 新泉社, 2007.6.
編著
縄文人は生きているー原始との対話(有斐閣、1985)
探訪縄文の遺跡東日本編(有斐閣選書、1985)
古代の知恵を発掘する(監著、福武書店、1986)
縄文人と貝塚(六興出版、1989)
縄文時代研究辞典(東京堂出版、1994)
縄文人の時代(新泉社、1995)
月見野の発掘 先土器時代研究の転換点 新泉社, 2009.3.
共編著
原始・古代の生産と生活 日本考古学を学ぶ2(大塚初重共編、有斐閣選書、1979)
北海道白滝服部台における細石器文化 杉原荘介共著 臨川書店 1981.11.
探訪先土器の遺跡 安蒜政雄
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宝月圭吾編 『長野県風土記』 旺文社、1986年
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