戦闘美少女
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そして同じ理由から「恋愛対象が、男性主人公の代わりに戦う超人をも兼ねる」という戦闘美少女の作品形式が広まったのだという[8]
荷宮和子による解釈

荷宮和子も『美少女戦士セーラームーン』以後にこの類型のキャラクター作品が多く誕生したことに関して、本作以前の世代の少女は「失いたくない素敵な日常、という夢」を『キャプテン翼』の少年たちに託さざるを得なかったのだったんですが、少女達が『セーラームーン』によってそれを手に入れたことで時代は終わったことを主要因とした。また、作者が一見、「男を喜ばせるだけの役目しかない衣装」を作者自身と女性ファンが楽しんでいるという点もまた指摘しており、前述の斎藤の指摘ではフォローされていない、女性の立場からの分析をした[9]
脚注^ 斎藤環『戦闘美少女の精神分析』2000年
^ 原作漫画は古くは少女クラブ版(1953年1月号 - 1956年1月号)がある。
^ 『戦闘美少女の精神分析』第5章「戦闘美少女の系譜」
^ 『戦闘美少女の精神分析』p.222
^ 『戦闘美少女の精神分析』文庫版(2006年)ちくま書房、p.15
^ 『戦闘美少女の精神分析』文庫版(2006年)ちくま書房、pp.242-243
^ 『戦闘美少女の精神分析』pp.340-341
^ 本田『世界の電波男』三才ブックス、2008年、pp.82 - 83
^ 荷宮『おたく少女の経済学』廣済堂出版、1995年P202-204

参考文献

斎藤環『戦闘美少女の精神分析』、
太田出版、2000年。 ISBN 978-4872335132

東浩紀『 ⇒美少女ゲームの臨界点』、2004年。 ISBN 4-9902177-0-5

東浩紀他『波状言論S改』、青土社、2005年。 ISBN 978-4791762408

ササキバラ・ゴウ『〈美少女〉の現代史』、講談社、2004年。 ISBN 978-4061497184

荷宮和子『おたく少女の経済学』、廣済堂出版、1995年。 ISBN 978-4331006801

本田透『世界の電波男 喪男の文学史』、三才ブックス、2008年 ISBN 978-4-86199-132-5

円道祥之他編『美少女ヒーロー戦記』、光栄、1994年。ISBN 4-87719-125-9

関連項目

少女漫画

魔法少女

セカイ系

メカ少女

MC☆あくしず

オートガイネフィリア

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