戦火の馬_(映画)
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カースル・クームで行われた撮影にモーパーゴの原作の基になった退役軍人の一人バジェット大尉の孫娘がエキストラとして出演している[16]。またモーパーゴ自身もカメオ出演している[27][6][28]

撮影前の2か月間、俳優たちは苛酷な乗馬訓練を受けた[29]
撮影映画でナラコット家の農家として使われたディッツワージー・ウォーレン・ハウス。

スピルバーグの映画は秘密主義とセキュリティの高さで知られる。本作もその例外ではなく、撮影は『Dartmoor』という偽名の下で行われた[26][30]

撮影はハンプシャー北部にあるウェリントン公爵の邸宅ストラトフィールド・セイ・ハウスで、130人のエキストラが参加した騎兵隊の突撃シーンから始まった[29][31]。2010年8月に始まったデヴォンダートムーアでの撮影では、メヴィの小さな村や、ウィデクーム・イン・ザ・ムーア(英語版)近郊が使われた[32][33][34]。ダートムーアのシープストール近郊にある重要文化財建築物(英語版)ディッツワージー・ウォーレン・ハウスがナラコット家の農家として使われた[35][36]もうひとつの撮影場所となったウィルトシャー州カースル・クーム。

農場のシーンにはデヴォンが使われたが、村の中心部のシーンにはウィルトシャーのカースル・クームの村が使われた。デヴォンでは土壁に藁葺き屋根の建物が多いのに対して、ウィルトシャーでは壁や屋根に石が使われる。ウィルトシャーでの撮影は2010年9月21日に始まり、2010年10月1日まで続いた[37][38][39]。撮影の間築かれた柵で待たなければ村に入れないとして、村における厳しいセキュリティの強制に憤るカースル・クームの住民もいた[40]

カースル・クームに続いては、サリーのウィズリー・エアフィールドで戦場のシーンが撮影された[41][42][30]。2010年10月4日からの約2週間はサリーのファーナム(英語版)近郊にあり、しばしば映画の撮影に使われることで有名なボーン・ウッド(英語版)でも戦中のシーンの撮影が行われた[43][44][45][30]。2010年10月13日と14日には公開邸宅「ルートン・フー」で撮影が行われた[46]。撮影はウェールズのカーウェントでも行われた[47]。映画の撮影はフランスのシーンも含めすべてイギリスで行われ[16]、2010年10月の最終週に撮了を迎えた[44]。スタジオでの撮影はサリーのロングクロス・スタジオ[48]とロンドンのトウィッケナム撮影所で行われた[49]

リー・ホールとリチャード・カーティスによる映画の脚本は、2007年のニック・スタフォードの戯曲と同様に原作の馬の視点による語りは排除されている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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