トロントで産婦人科を開業している一卵性双生児のエリオットとビヴァリーのマントル兄弟は幼い頃から文字通り一心同体で育ってきたが、性格は兄エリオットは社交的で野心家、弟のビヴァリーは内気で繊細な努力家と、全く正反対であった。
ある日、ビヴァリーのもとにクレアという女優が診察を受けに来る。クレアの子宮が3つの小部屋に分かれている事に驚いたビヴァリーはエリオットに相談、エリオットはクレアに子供が産めない体である事を宣告した後、抱き合った。
翌日、クレアは訪ねてきたビヴァリーを彼が双子である事を知らずにベッドに誘う。この事は兄弟の生まれて初めての秘密となる。
そして、この事が兄弟の均衡と境界を崩し、悲劇をもたらしてゆく。
キャスト
ジェレミー・アイアンズ:エリオット・マントル/ビヴァリー・マントル(二役)
ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド:クレア・ニヴォー
ハイディ・フォン・パレスク:ケイリー
バーバラ・ゴードン:ダヌータ
シャーリー・ダグラス:ローラ
スティーヴン・ラック
※ジル・ヘネシーとジャクリーン・ヘネシーは実際の双子である。 レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは42件のレビューで支持率は83%、平均点は7.60/10となった[4]。Metacriticでは15件のレビューを基に加重平均値が86/100となった[5]。
評価
受賞
アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭第17回(1989年)グランプリ、及び高等技術委員会賞[6]
ニューヨーク映画批評家協会賞 主演男優賞 - ジェレミー・アイアンズ
シカゴ映画批評家協会賞 主演男優賞 - ジェレミー・アイアンズ
脚注^ “Dead Ringers (1988) - Box Office Mojo
^ Dead Ringers (1988) - Trivia imdb.com
^ a b “レイチェル・ワイズが双子の産婦人科医に!「戦慄の絆」Prime Videoにて独占配信”. cinemacafe.net (イード). (2023年2月16日). https://www.cinemacafe.net/article/2023/02/16/83557.html 2023年4月29日閲覧。
^ “Dead Ringers”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年7月21日閲覧。
^ “Dead Ringers Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年7月21日閲覧。
^ 株式会社スティングレイ、allcinema、1989年 第17回 アボリアッツ・ファンタスティック映画祭。2020年2月2日閲覧。
外部リンク
戦慄の絆 - allcinema
⇒戦慄の絆 - KINENOTE
Dead Ringers - オールムービー(英語)
Dead Ringers - IMDb(英語)
表
話
編
歴
デヴィッド・クローネンバーグ監督作品
1960年代
ステレオ/均衡の遺失 (1969)
1970年代
クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立 (1970)
シーバース/人喰い生物の島? (1975)
ラビッド (1977)
クローネンバーグのファイヤーボール (1979)
ザ・ブルード/怒りのメタファー (1979)
1980年代
スキャナーズ (1981)
ヴィデオドローム (1983)
デッドゾーン (1983)
ザ・フライ (1986)
戦慄の絆 (1988)
1990年代
裸のランチ (1991)
エム・バタフライ (1993)
クラッシュ (1996)
イグジステンズ (1999)
2000年代
スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする (2002)