戦区の首長(2018年1月16日現在)戦区名職名氏名階級任命年月主な経歴生年月籍貫
東部戦区司令員劉粤軍上将16.02蘭州軍区司令員、蘭州軍区参謀長54.09山東栄成
政治委員何平中将17.09西部戦区政治工作部主任、総参謀部情報部政治委員57.11四川南充
南部戦区司令員袁誉柏中将17.01北部戦区海軍司令員、北海艦隊司令員56.05湖北公安
政治委員魏亮上将16.02広州軍区政治委員、総政治部主任助理53.02江蘇高淳
西部戦区司令員趙宗岐上将16.02済南軍区司令員、済南軍区参謀長55.?黒龍江賓県
政治委員呉社洲
国共内戦後期の1948年11月1日、中国共産党中央軍事委員会は、全軍の組織編制・番号に対する統一規定を発布し、軍区は、一級軍区(大軍区)、二級軍区、三級軍区、軍分区に区分された(四級軍区体制)。一級軍区は党中央局に相当する区域に、二級軍区は中央分局に相当する区域に、三級軍区は省行政区に、軍分区は地(専)区に設置された。また、一級軍区は野戦軍に、二級軍区は兵団に、三級軍区は軍に、軍分区は師団に相当した。各級軍区は、所在区域の地区又は地点に基づき命名された。 中華人民共和国建国時、5個一級軍区が存在し、1950年2月に西南軍区が設置され、六大軍区体制が確立した。
一級軍区
東北軍区 - 1948年1月、東北人民解放軍の下に設置
華北軍区
華東軍区 - 1947年2月初め、華東野戦軍と共に設置。1949年6月、第3野戦軍と統合
華中軍区(1950年1月、中南軍区に改称) - 1949年5月、第4野戦軍が兼務
西北軍区
この時期、18個二級軍区が存在し、1951年12月に西蔵軍区が設置された。二級軍区指揮機関は、兵団の指揮機関を兼務した。
山西軍区
綏遠軍区
内蒙古軍区
山東軍区
浙江軍区
福建軍区
河南軍区
湖北軍区
湖南軍区
江西軍区
広東軍区
広西軍区
川東軍区
雲南軍区
貴州軍区(第3兵団)
甘粛軍区(第2兵団)
陝西軍区(第19兵団)
新疆軍区
西蔵軍区 - 1951年12月設置
1954年、山東、福建、雲南、西蔵、新疆の5個二級軍区を残して、その他の他省軍区は、全て三級軍区とされた。 この時期、25個三級軍区が存在した。三級軍区指揮機関は、軍の指揮機関を兼務した。 その他、熱河、吉林、松江、龍江に4個省軍事部(軍級)が設置された。 1955年2月11日、国務院と国防部は、中共中央局、中央分局の設置情況、中共中央と中央軍事委員会の全国戦略区に対する新しい区分に基づき、六大軍区を十二大軍区に改編することを決定した。各大軍区の大部分は、大都市に基づき命名された。同年5月1日、各大軍区は業務を正式に開始した。 1956年、福州軍区が増設され、十三大軍区体制が確立した。その後、1960年代に内蒙古、西蔵軍区が省級軍区に降格され、十一大軍区体制となった。 長年に渡る文化大革命の影響で人民解放軍は弱体化し、1979年の中越戦争では、これが露呈することとなった。これに鑑み、ケ小平は、軍縮を行い、指揮統制機構の簡素化を図ることによって、人民解放軍の近代化を行うことを決心した。 1985年6月、中央軍事委員会拡大会議は、「軍隊体制改革、精簡整編方案」を可決し、100万人の兵力削減を行うと同時に、十一大軍区を七大軍区に統廃合することを決定した。
三級軍区
遼東軍区
遼西軍区
河北軍区
平原軍区
察哈爾軍区
膠東軍区
渤海軍区
魯中南軍区
蘇北軍区
蘇南軍区
皖南軍区
皖北軍区
?西南軍区
湘西軍区
海南軍区
川南軍区(第10軍)
川西軍区
川北軍区
西康軍区
陝南軍区
喀什軍区(第2軍)
迪化軍区
伊犁軍区
寧夏軍区
青海軍区(第1軍)
十三大軍区(1955年?1985年)
大軍区
瀋陽軍区 - 1955年3月22日設置
北京軍区 - 1955年4月14日、華北軍区の改編により設置。京津衛戍区を兼務
済南軍区 - 1955年5月1日設置
南京軍区 - 1955年4月1日設置
広州軍区 - 1955年4月15日設置
武漢軍区 - 1955年3月7日設置。湖北軍区を兼務
成都軍区 - 1955年4月14日設置。雲南軍区を兼務
昆明軍区 - 1955年4月1日、四川軍区に基づき設置
蘭州軍区 - 1955年5月1日設置
新疆軍区 - 1955年5月1日設置
内蒙古軍区 - 1955年4月20日設置。1967年5月、省級軍区に降格され、北京軍区に編入
西蔵軍区 - 1955年5月1日設置。1968年12月、省級軍区に降格され、成都軍区に編入
福州軍区 - 1956年7月1日、福建軍区の改編により設置
七大軍区(1985年?2016年)
大軍区
瀋陽軍区
北京軍区
済南軍区 - 武漢軍区の一部を編入
南京軍区 - 福州軍区と統合
広州軍区 - 武漢軍区の一部を編入
成都軍区 - 昆明軍区と統合
蘭州軍区 - ウルムチ軍区を編入
省軍区
軍分区
脚注[脚注の使い方]^ a b c d 日本国防衛省 (2016年8月2日). “2016年度版防衛白書