警察任務、強制収容所や捕虜収容所の勤務、兵器開発、増産、国民の士気高揚など様々な功績に対して授与があった[3]。受章者も軍人、警察、官僚、企業家、民間人と幅広い[3]。
受章者が軍人の場合には陸海空軍司令官、あるいはその委任を受けた師団長が授与を行う。受章者が軍人以外の場合は閣僚か大統領府官房長官が行う。ただし騎士級の授与はアドルフ・ヒトラーが直接行った[2]。
黄金騎士章の受章者は2名しかいない。剣なし騎士戦功十字章は約140名、剣付き騎士戦功十字章は約120名が受章している[3]。 鉄十字章と同様に2級と騎士章に綬(リボン)があり、綬は国家色の黒白赤を基調としてデザインされている。鉄十字章の綬は中心が赤だが、戦功十字章の綬は黒が中心となっている[1]。 鉄十字章と同様に2級は綬を前合わせのボタンホールから斜めに佩用、1級は綬がなく左胸に佩用、騎士章は綬を使って襟元に佩用した[2]。 また、既に一級鉄十字章を授章している際は、例外として右胸に一級戦功十字章を佩用することがあるが、ドイツ十字章が右胸に付けられている場合は一級鉄十字章の下に佩用される事が多かった。
佩用式
騎士戦功十字章を佩用するハンス・ユットナー
二級戦功十字章の略綬をボタンホールに着用しているカール・オーベルク
主な騎士章受章者
エルンスト・カルテンブルンナー[3]
ゴットロープ・ベルガー[7]
ヴォルフ=ハインリヒ・フォン・ヘルドルフ[8]
ハインリヒ・ミュラー[3]
ハンス・ユットナー[9]
出典^ a b c d e f 『WWII ドイツ軍兵器集 〈火器/軍装編〉』 p.40
^ a b c d e 山下(2011)下巻 p.126
^ a b c d e f g 山下(2011)下巻 p.127
^ a b c ⇒wehrmacht-awards.com "War Merit Cross Knight's Cross"
^ ⇒wehrmacht-awards.com "2nd Cross"
^ ⇒wehrmacht-awards.com "1st Cross"
^ 佩用した写真
^ Miller & Schulz 2015, p. 70.
^ 佩用した写真
表
話
編
歴
ナチス・ドイツの勲章
党及び文民
血盟勲章
黄金党員名誉章
コーブルク闘争名誉章
ナチ党勤続章
1938年3月13日記念メダル
1938年10月1日記念メダル
1939年3月22日メーメル返還記念メダル
ダンツィヒ十字章
ドイツ勲章
ドイツ鷲勲章
ドイツ芸術科学国家賞
ドイツ母親名誉十字章(ドイツ語版)